徒然日記

消費税の逆進性(逢坂誠二の徒然日記)

【25年2月27日 『逢坂誠二の徒然日記』8093回】
午前4時の都内、雲がなく星が見えます。気温は3度程度です。日中も晴れ、15度程度になる見込みです。今日は早朝の便で帰函します。

1)消費税の逆進性
1. 消費税の逆進性とは
消費税の逆進性とは、所得が低い人ほど、所得に占める税負担の割合が大きくなる現象です。

なぜ逆進性が生じるのか
*消費税は 所得に関係なく一律の税率(日本では10%、食料品等は8%)で課税される
*低所得者ほど所得のほとんどを生活費に使うため、消費税の負担が重くなる
*高所得者は貯蓄や投資に回せる余裕があるため、消費税の負担割合は相対的に小さくなる

年収:200万円、消費支出:180万円 、消費税(10%):18万円 、消費税割合:9%
年収:1000万円、消費支出: 500万円、消費税(10%):50万円、消費税割合: 5%

年収200万円だと税の負担率は9%、1000万円だと5%です。この数値が示すように、所得が低い人ほど、所得に占める消費税の割合が高くなるため、税の公平性の観点から問題視されているのです。

2. 逆進性の対策
消費税の逆進性を緩和するための対策案がいくつかあります。

1)軽減税率の導入
*生活必需品(食料品など)に低い税率を適用し、負担を軽減する
*日本ではすでに食品・新聞などに8%の軽減税率が適用されている
△メリット
低所得者の負担を直接軽減できる
▼デメリット
線引きが複雑(「イートインは10%、持ち帰りは8%」など)
申告手続きが煩雑

2) 給付付き税額控除
*低所得者に対し、一定額の給付金を支給し、税負担を補助する仕組み
*例:年収300万円以下の世帯に毎年5万円の給付を行う
△メリット
直接的な支援が可能
▼デメリット
給付の対象や金額の決定が難しく、行政コストがかかる

3)生活必需品のゼロ税率(非課税)
*食料品・医療・教育費などを消費税0%にする
*欧州では一部の国で導入
△メリット
低所得者の負担を大幅に軽減できる
▼デメリット
税収が大幅に減少し、財源確保が必要

4)低所得者向けの給付(消費税還付制度など)
所得の少ない方々に給付を行うことで、トータルの税負担を軽減する。
△メリット
低所得者の負担を確実に減らせる
▼デメリット
消費税の逆進性そのものは解決されない(消費税はそのまま)

もちろん対策はこれだけではありません。

立憲民主党は、2)の給付付税額控除が、もっとも合理的で多くの皆さんが受け入れやすい制度だと考えております。しかし給付付き税額控除は、所得の把握など事務作業が煩瑣になる等の欠点があります。この欠点を補うことも一つの目的にして2012年のマイナンバーの導入を決めました。あれから13年が経過しますが、残念ながらその仕組みが十分には活用されておらず、コロナ禍における給付金作業もスムーズには進みませんでした。加えて給付付き税額控除も、今の政権のもとでは全く実現の見通しはありません。

このようなことから、給付と減税を組み合わせるなど、別の仕組みで逆進性を解消すべきかと最近は考えております。

いずれにしても、消費税の公平性を確保するためには、逆進性の解消が重要な課題です。

【25年2月27日 その6396『逢坂誠二の徒然日記』8093回】
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    マイナンバーカードの活用の一つに、消費税の逆累進制緩和があったのですね。
    納得です。使い方を間違えなければ、カードの利用も良い事だと思います。
    気になるのが、カード紛失時のトラブル発生の可能性です。
    この点も説明があれば、国民の理解も一層深まることと思います。

    うらべ
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