徒然日記

文化芸術を軸とした函館のまちづくり(逢坂誠二の徒然日記)

【25年2月18日 『逢坂誠二の徒然日記』8084回】
午前6時の都内、空が明るくなりつつあります。晴れ、気温は1度程度です。日中も雲の少ない天候で、9度程度になるとの予報です。

1)再審法改正
昨夕、再審法改正を目指す議連の幹事長として鈴木法務大臣と面談しました。
有罪が確定した裁判をやり直す再審制度の見直しに関連し、鈴木法務大臣が法制審議会への諮問を表明しました。法制審への諮問は悪いことではありませんが、法改正よりも議論が目的になる可能性など、懸念もあります。そこで昨日は、えん罪被害の当事者や、救済に関わった弁護士らを法制審の委員に選ぶよう要望させて頂きました。
議連としては、見直しにはスピード感と実効性が重要であり、刑事訴訟法改正案を今国会に議員立法として提出し、成立を目指すことも伝えさせて頂きました。
今日は、党の法務部門会議で、この法案の内容について私から説明をさせて頂きます。

2)文化芸術を軸とした函館のまちづくり
函館市は、歴史・文化・観光資源に恵まれています。一方、産業面の厳しさや人口減少、若者の流出といった課題に直面しています。こうした状況を打開するために、文化芸術を軸にしたまちづくりを進めることは、経済活性化、交流人口の増加、若者の定着、市民の誇りの向上に寄与する極め戦略的な取り組みだと私は考えています。

以下、函館の歴史的背景と課題を踏まえながら、「文化芸術を基盤としたまちづくり」の意義を整理します。

1. 函館の歴史と文化芸術の資源

(1) 開港都市としての異文化融合
函館は1859年の開港以来、日本で早く西洋文化を受け入れた都市の一つであり、次のような文化的背景があります。
*西洋建築と異国情緒あふれる街並み(元町地区、ハリストス正教会、旧函館区公会堂など)
*金森倉庫を中心とした貿易・商業の歴史
*五稜郭と箱館戦争の史跡
*北洋漁業・水産加工業の発展
*世界遺産の縄文遺跡群の存在
*函館を舞台とした音楽・映画・文学の発展

(2)音楽・映画・文学な多彩な文化
函館は、音楽・映画、文学など、多彩な文化芸術活動の発信拠点になっています。
<1>函館ゆかりの有名アーティストと音楽イベント
*GLAY、北島三郎、三橋美智也、辻仁成、あがた森魚 など
*はこだて国際民俗芸術祭、はこだてダイナマイトサマーフェス、函館アカペラフェスティバル
<2>映画・映像文化の発展
函館は映画のロケ地としても有名で、映画・映像文化が根付いています。
*函館を舞台にした映画:『海炭市叙景』(2010年)など
*映画文化の拠点:函館市民映画館シネマアイリス、函館イルミナシオン映画祭
<3>文学・美術の伝統
函館は、文学や美術の分野でも多くの文化人を輩出し、関連施設も充実しています。
*函館ゆかり著名文化人:佐藤泰志(小説家)、石川啄木(歌人)、納谷悟郎(声優・俳優)、高峰秀子(女優)、益田喜頓(俳優) など
*美術館・文化施設:北海道立函館美術館、函館市文学館など

このように函館には「歴史・文化・景観・芸術」の要素が揃っており、文化芸術を軸にした都市ブランドを確立する基盤が整っています。

(2) 函館が抱える課題
しかし、現在の函館市は以下のような課題を抱えています。
<1>産業面の厳しさ
*水産業の衰退(イカ漁獲量の減少、後継者不足)
*観光業の季節変動(冬季の観光客減少、オフシーズンの課題)
*食品加工の市場縮小
<2>人口減少と若者の流出
*人口は1980年の約35万人をピークにして現在約24万人に減少
*大学進学や就職を機に若者が札幌・東京へ流出
*都市の魅力やクリエイティブな仕事の不足
<3>市民の誇り薄れ
*函館に住むことへの誇り(シビックプライド)の薄れ
*歴史・文化遺産の活用が不十分
*地域コミュニティの活性化が必要
このような背景を踏まえると、文化芸術を基盤にすることで「新しい産業の創出」「若者の定着」「市民の誇りの向上」を同時に実現できる可能性が高いのです。

2. 文化芸術を軸にしたまちづくりの意義

(1) 経済効果の創出
文化芸術は、観光業・クリエイティブ産業の成長を促進し、地域経済を活性化させる重要な要素となります。
【文化観光の強化】
*世界遺産縄文遺跡群の積極活用
*アートフェス、音楽イベント、演劇公演の充実
*歴史的建築を活かした「アート×観光」ツアー
*冬季観光の活性化(イルミネーション、ウィンターアートフェス)
【クリエイティブ産業の育成】
*デザイン、映像制作、デジタルアートなどの新規産業育成
*若手クリエイターの支援と活動拠点の提供
*食品加工業などとアートの融合による新商品開発
【芸術系学部の設置】
*市内の大学などへ芸術系学部の設置

==期待される経済効果==
*文化観光の強化で、年間観光客数が5%増加すると仮定すると、観光消費額は年間50億円以上の増加が見込めます。
*文化イベントの開催による波及効果(宿泊・飲食業の売上増、雇用創出)
*アート・クリエイティブ産業の拡大により、新たな雇用機会を創出

(2) 若者流出の抑制と交流人口の増加
函館は人口、特に若者の流出が続いてますが、文化芸術を軸とすることで「クリエイティブな仕事ができる街」「面白い活動がある街」として、若者が定住しやすい環境を作ることができます。
【若者の活躍の場を増やす】
*アート・デザイン・音楽・映像制作・IT芸術など、クリエイティブ産業の拠点を整備
*未来大学や函館大学等の既存教育機関と連携し、起業支援・インキュベーション施設を設置
*文化イベントの運営に若者が積極的に関与できる
【交流人口の増加】
*「函館国際民族芸術祭」などに加え新規の文化イベントを開催
*アーティスト・クリエイター向けの「レジデンスプログラム(滞在制作制度)」を導入
*国内外の文化交流プログラムを強化し、函館を「国際文化都市」としてブランディング

==期待される効果==
*文化芸術関連の雇用創出により、若者世代の定住率が向上
*若者が関わるプロジェクトが増えることで、「函館に住む理由」が増える
*国内外のアーティスト・クリエイターが函館に滞在し、観光以外の交流人口が増加

(3) 市民の誇り(シビックプライド)の強化
文化芸術は、「自分たちの街が特別である」という誇り(シビックプライド)を育む力があります。特に市民が主体的に関わる文化活動は、地域への愛着を深めます。
【市民参加型の文化イベントを増やす】
*市民ミュージカル、市民演劇の定期開催
*ストリートアート、公共アートプロジェクトの導入
*商店街×アートのコラボイベントを増やす
【市民向けの文化教育の充実】
*子ども向けのアート・音楽ワークショップ
*高齢者向けの文化活動(シニア演劇、手工芸)

==期待される効果==
*市民が文化活動に関わることで、「函館の文化を育てる」意識が高まる
*地域コミュニティが活性化し、街に対する愛着が強まる
*函館のブランド価値が向上し、外部からの注目が集まる

文化芸術を函館まちづくりの核とすることで、函館は「創造と歴史が交わる文化都市」としてのブランドを確立し、経済活性化・若者定住・市民の誇りの高まりを実現できるのです。しかも函館における文化芸術は、急に思いついて取ってつけたものではなく、そもそもの素地があり、その潜在力があるのです。

*文化観光の拡大による経済効果
*クリエイティブ産業の発展による新たな仕事・起業の機会創出
*若者が関わる文化活動の増加による定住促進
*市民参加型の文化活動による市民の誇りの向上

函館が未来に向けて発展していくためには、「文化芸術を軸に、創造の力で街を再生する」戦略が極めて重要だと私は考えています。今後、市長や市議会の皆さんとも共有しながら函館の未来に貢献したいと思います。

後日、「具体的な進め方」や「リバプールの成功事例」なども紹介したいと思います。

【25年2月18日 その6387『逢坂誠二の徒然日記』8084回】

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