徒然日記
無知の知(逢坂誠二の徒然日記)
新年7日目の朝です。午前5時の函館、雲が広がっています。1度程度。日中は雲時々雪、4度程度になる見込みです。
1)無知の知
古代ギリシャの哲学者 ソクラテスは「無知の知」という概念を提唱したことで有名です。
無知の知とは、平たく言えば「私は、私がそのことを知らないことを、知っている」ということだと説明されます。
何かの事柄について、知ったつもりにならずに、自分が知っているのかどうかについて虚心坦懐に考察し、自分が未だにわからないことはわからないと認識すること、これが無知の知です(学問的に適切な言い回しかは分かりませんが)。
知らないことを認識すること、いかにも簡単にできそうですが、現実社会の中ではこのことが結構、曖昧というか、疎かになっています。
事実に基づいて議論することと、事実ではないことに基づいて議論するのでは、その議論は根底から大きく別なものになってしまいます。私たちの日常生活や仕事の中では、事実であるかないかを曖昧にしたまま議論をしていることがまま見受けられます。そんな場面に遭遇すると、私は「無知の知」を意識してしまいます。
F君という転校生がいました。私が小学校3年生の時です。都会から転校してきた彼は何でも知っていました。田舎者の私には輝くばかりの存在でしたが、少し無理をしている感じもしました。F君は、自分にも知らないことがあることを、認めたくなかったのかもしれません。
少し次元は違いますが、私たちは、あらゆる事柄に答えがあると思いこんでいる側面もあります。もちろんあらゆる事柄について、最適解を見出す努力をすることはとても大事なことです。しかし答えのない事柄があることも知ることが大事だと思っています。そうすれば少しは気が楽になるかもしれません。F君は、自分には知らないこともあることをさらけ出せば、もっと皆んなと仲良くなれたのかもしれません。
自分が知らないことを認識すれば、人間はもっと心穏やかに暮らせるのかも知れません。
一方、政治の場面では、国民の命と暮らしを守るために判断をせざるを得ない案件については、答えのないことについても答えを出す必要があります。私は、これが政治の持っている本質の一つだと認識しています。
【25年1月7日 その6345『逢坂誠二の徒然日記』8042回】
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こんにちは。
「政治の場面では、国民の命と暮らしを守るために判断をせざるを
得ない案件については、答えのないことについても答えを出す必要が
あります。私は、これが政治の持っている本質の一つだと認識しています。」
その通りだと思います。しかし、今、日本の国会では「仮定の議論」
には返答できないと言って閣僚が答弁から逃げます。野党の質問の
仕方にも問題があるように思いますが、しかし、この答弁では
「答えのない課題」を前に、旧態依然の愚策でお茶を濁して終りとなり、
国民は救われません。
まずは、国会の議論から改革していっては如何でしょうか?
うらべ
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