徒然日記

良いこと探しの地域づくり(逢坂誠二の徒然日記)

【24年10月19日 『逢坂誠二の徒然日記』7962回】
夜明け前の函館は、雨が落ちています。16度程度。9時過ぎに雨は上がり、曇り、20度まで上がるとの予報です。

選挙戦の5日目、初の週末になります。

1)良いこと探しの地域づくり
「この地域に漂うこの閉そく感、停滞感、そして諦めにも似た気持ち、これをどうにか
変えていきたい」

先日、テレビ画面からこんなことが聞こえてきたのですが、随分な言葉だと素直に感じました。

どこの地域も、先人の苦労や様々な取り組みがあり今日に至っています。ある方にとって、「閉そく感」と「停滞感があり」、「諦め」ているかのよう見える地域であっても、何とか地域を良くしたいと願いつつ、未来に向かって多くの方々が必死になって様々なことに取り組んでいます。

そんな先人の取り組みや、今、頑張っている人のことを思うと、テレビで聞いた言葉は、やっぱり「随分」と思わざるを得ません。

地域のことを冷静に分析し課題を整理をすることは大切なことです。しかし「閉そく感」、「停滞感」、「諦め」などと指摘するのは、その地域に住む方々とって失礼ですし、地域づくりにとっては逆効果だと私には感じられます。

地域づくりの肝の一つは、悪いこと探しではなく良いとこ探しです。どんな小さなことでも良いから、地域の良さを探し、それを多くの人が共有することが、地域づくりでは重要なのです。

景色、食べ物、地域のニオイなど、地域のあらゆる要素から良いことを探し、それを共有することです。仮に悪いと思われることであっても、それをプラスに転ずる発想が重要です。例えば一般的には人口が減少する小規模自治体は、条件不利と思われがちです。ところが小さいがゆえのメリットもあります。地域全体で目標共有をしやすい、新しいことを始めやすい、仮に政策に不備が見つかっても修正しやすいなど、大きな自治体にはない利点もたくさんあります。

良いところ探しから始まる地域づくりは、スタートの段階から前向きなエネルギーが発生するのです。逆に否定から始まる地域づくりは、その否定を乗り越えられないことが多いというのが、これまでの私の経験です。

【24年10月19日 その6265『逢坂誠二の徒然日記』7962回】
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