徒然日記

少子化と人口減少(逢坂誠二の徒然日記)

【24年10月8日 『逢坂誠二の徒然日記』7951回】
昨日は、本会議のため上京しました。夜明け前の都内、極弱い雨が降っています。今日は寒露です。今夕には帰函します。

1)少子化と人口減少
日本の少子化は母親となる可能性の高い方々の人口の減少が急速に進む段階に入り、増加に転ずることはおろか、人口減少に簡単に歯止めがかけられない段階に入っています。

以下は、以前も指摘したことです。

*近年出産した女性の9割近くが25~39歳
*25~39歳の日本人の女性人口は、9,145千人(2023年10月1日現在)
*昨年の出生数は、約75万人
*25年後にこの年齢に達する、今の0~14歳の日本人の女性人口は6,793千人
*25年後の25〜39歳の女性人口は,今よりも確実に25%は減る
*仮に25年後も今と同じ出生率だったとしても,25年後の1年間の出生数は,単純計算で56万人程度
*この時点の0〜14歳人口は、少なくとも25%は減っている可能性が大

25歳から39歳の女性人口は昨年9,145千人、24年後6,793千人、25年間で25%も減ります。人口減少を食い止めることも、出生数を増加に転ずることも相当に難しいのです。

なぜこんな状態になったのでしょうか。色々な理由がありますが、私はこの30年間の経済の停滞と不安定な職の増加が大きな理由だと思います。

非正規などを中心とする雇用によって、いつ解雇されてもおかしくない不安定な雇用状態、さらに将来幾ら賃金を貰えるか見通しの持てない賃金状態、この二つによって、将来の人生設計が描けないのです。したがって結婚を望んでも、結婚できない状況になっているのです。(もちろん少子化にはそれ以外の理由もあります。)

とにかく雇用の安定化と見通しの持てる賃金体系にしなければなりません。

【24年10月8日 その6254『逢坂誠二の徒然日記』7951回】
==逢坂誠二への個人献金はこちらです。==
ohsaka.jp/support/donation.html

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    先般もお知らせしましたが、「小川製作所」さんの「つぶやき」にコメントを付けました。
    転載させていただきます。

    https://ogawa-tech.jp/outward-activities/

    (コメント)
    ひで坊@debokunn
    日本が生き残るための課題:上場企業製造業は多くが海外現地生産を行い
    生産高の4分の1は海外。海外で生産したものの多くは日本に逆輸入されず
    国外の海外販売。雇用されているのは略が現地人で付加価値は現地国に計上。
    海外事業での利益に対する税金も現地国に納税。…国内経済には余り寄与していない

    この結果は、「アベノミクス」なるもが如何に不出来であったかを示している
    と思います。選挙後の、日本が生き残るために避けてはならない課題の一つだと
    思います。

    うらべ
    ――――――――――

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です