徒然日記
やり直し裁判(再審)を考える その8/逢坂誠二 7929回
昨日は、森町、木古内町で活動し、夕方の便で上京。夜明け前の都内の気温は25度程度。路面が濡れています。日中は曇り時々雨、30度になる見込みです。
1)やり直し裁判(再審)を考える その8
これまで7回、やり直し裁判(再審)について言及しました。とにかく再審は、時間がかかります。
再審が長引く大きな理由は、
「証拠開示のルールがないこと」と
「検察官が開始決定を阻めること」です。
これについては何としても法改正が必要です。
しかしこれ以外にも、再審が長引く理由が多々あります。以下に列挙します。
※審理を進める上で裁判官がたよりとする規定がほとんどない
※裁判などをいつ開くかの規定がない
※請求人にいつ開けという権限もない
※請求人に、証拠を調べて下さいという権限が明文で付与されていない
また以下のような問題もあります。
※再審の審理は非公開
※国選弁護人選任の規定がない
さらに死刑など元の判決や、その取り調べに関与した裁判官も、やり直し裁判(再審)に関与できるのも極めておかしな状態です。
やり直し裁判(再審)は、多くの皆さんにとって、それほど関心の高い問題ではないかもしれません。しかし無実の人を死刑にするのは、国家による最大の人権侵害です。
これまでの国会審議などを見る限り、政府は再審法の改正には極めて消極的です。
9月26日に袴田事件のやり直し裁判の結論が出ます。多くの皆さんに、やり直し裁判(再審)の規定の不十分さを認識して頂きたいと思います。
皆さんの人権を守るための再審法の改正は、国会議員にしかできない仕事です。
何としてもやり遂げなければなりません。
【24年9月16日 その6232『逢坂誠二の徒然日記』7929回】
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
逢坂誠二への個人献金はこちらです。
ohsaka.jp/support/donation.html
こんにちは。
先日、陸山会事件のWiki記事をご紹介しましたが、そこにも書かれておらず、
またマスコミもほとんど触れないことで、この事件関係の問題で最も重大な
事があります。
下記の「政治資金規正法違反」とされている内容ですが、これ、実は
単なる土地登記が購入代金支払い時とずれていただけのことです。この点
の小生の記憶がおぼろなのですが、確か、登記が代金支払いの年度あるいは
年を越えて後になったという事だったと思います。検察はこれが違法であり、
意図的にずらせたのは資金の出どころなどの隠す意図があったものとして
捜査に入ったようですが、会計学の権威と言われる学者に言わせれば、
小沢事務所の登記方法の方が本来の姿であり、世間一般に常識となって
いる登記方法の方が実は誤りだと指摘したそうです。もっとも、
学者に依り解釈の違いがある点でもあるそうですが…
――――(引用)――――――――――――
2009年11月、市民団体は、陸山会が東京都世田谷の土地を2004年に購入した際に、
小沢の秘書3人が政治収支報告書に虚偽記載した[2]として、政治資金規正法違反
容疑で告発した。
2010年1月21日、ある市民団体が、陸山会の土地の購入原資4億円を政治資金収支
報告書に記載しなかったとして、小沢と秘書らを政治資金規正法違反(虚偽記載)で
告発[3]した。
――――――――――――――――――――
いずれにせよ、民主党政権を潰そうとする検察の恣意的捜査であり、上記の
「ある市民団体」の実態が未だにひた隠しのままであるのは、当時の野党、
自民党の影がチラつきます。あの当時、東日本大震災、F!爆発事故の時期に
さえ、国民を救うための国会審議を悉くボイコットし、民主党政権という
よりも、国民の足を引っ張った自民党が未だに大きな顔をして政権党で
あることは、日本人の政治的愚かさを示す証左であると思います。
あの当時、民主党政権内部の様子はどうだったのでしょう?
うらべ
――――――――――