徒然日記
22年12月3日 その5579『逢坂誠二の徒然日記』(7276)
昨夕は半月よりもちょっとふっくらした月を眺めることができました。今朝の都内の気温は6度。今日も空全体に雲がありますが雨の雰囲気はありません。日中は12、3度まで上がるようです。午前は曇り、午後から晴れとの予報です。今日は昼までに帰函します。
1)W杯サッカー W杯サッカー、日本がスペインを破り2大会連続で決勝トーナメント進出を決めました。強豪スペインから勝利するのは厳しいとの声もあったのですが、前半後半の試合運びにメリハリのある見事な勝利です。勝利の瞬間、思わず目頭が熱くなりました。
現在、我が国は様々な課題を抱えています。昭和の時代のような勢いが失せているのは事実です。今回の勝利の瞬間の感激、込み上げる熱い思い、こうした感覚を大切にしながら、明るい希望を持って進むことが大切です。スポーツの持つ力、高揚感の凄さを感じつつ、未来を見据えています。
2)旧統一教会被害者救済法案 旧統一教会被害者救済法案が一昨日閣議決定されました。被害者弁護団の皆さんが指摘する通り、その内容は十分なものとは言えません。修正しなければ実効性の低い法律になってしまいます。被害者に寄り添うふりだけのアリバイになってはなりません。こうした指摘に対し、今のところ総理も条文修正に応ずる気配はありません。
松野官房長官は昨日の会見で「条文の解釈の明確化を図るなどにより、さらに利用しやすく、実効性のある制度とする努力を続け被害者救済に万全を尽くしてまいりたい」と述べましたが、条文解釈の明確化をするというならば、条文の段階で、その解釈が明確となる書き振りに修正すれば良いだけのことです。なぜそれができないのか不思議で仕方がありません。
当初、政府はこの法案の提出に後ろ向きでした。しかし我が党や維新の皆さんなどが法案を国会提出し議論を促したことも受け、与野党の4党協議が開始されました。与党は、支援団体などとの関係から救済法案にそもそも慎重だとの指摘もありますが、被害実態を知れば知るほど、実効性のある法律を早急に成立させる必要があります。
3)台湾のデジタル民主主義 昨日、「Decidim」に言及しましたが、以前にサラッと読んだ『オードリー・タンが語るデジタル民主主義』(NHK出版)を読み直しました。改めて多くの気づきが得られたのですが、 日本の大幅な遅れを痛感しています。
*国民が安心して公共の問題について議論し合えるような、オンライン上に公共の場の必要性 *台湾では「リテラシー」と「コンピテンシー」を分けている *前者は、読解する能力を意味し、「視聴者」「読者」のように情報の受け手であることが前提 *後者は、能動的・自発的に何かを作り出す能力を意味し、誰もがメディアやジャーナリズムの作り手であるという考え方に基づいている *教師と生徒は「共同学習者」である
今日はその他の気づきに言及する時間はありませんが、この本を読む範囲では、日本と台湾の教育や民主主義の差を強く感じます。日本の民主主義をバージョンアップしなければなりませんが、ここでもやはり情報公開と説明責任です。
11月25日の衆院予算委で今回の補正予算予備費が一晩で4兆円あまり増加した経緯に関する質問への財務大臣の答弁は、以下です。
「公文書管理法にも基づき適切に文書管理を行なっておりますが、誰に、どのような時期に、どのような内容を相談したかといった検討過程が明らかになることによりまして、今後の経済対策等における率直な意見交換、意思決定等に影響を与えることが考えられます。そのため、経済対策の決定に至るまでの調整過程については、その具体的な内容を逐一お答えすることは、情報公開法令の観点から慎重な判断が必要であり、差し控えさせていただきます。」
公文書管理法と情報公開法を逆手にして、情報公開も説明責任も阻んでいるのが日本の現実です。こんなことでは、日本の民主主義はバージョンアップどころか退化する一方であり強い懸念を持っています。(財務大臣がこんな答弁を堂々と自信を持って行うのですから、私には日本は独裁国家に見えます。)
1)W杯サッカー W杯サッカー、日本がスペインを破り2大会連続で決勝トーナメント進出を決めました。強豪スペインから勝利するのは厳しいとの声もあったのですが、前半後半の試合運びにメリハリのある見事な勝利です。勝利の瞬間、思わず目頭が熱くなりました。
現在、我が国は様々な課題を抱えています。昭和の時代のような勢いが失せているのは事実です。今回の勝利の瞬間の感激、込み上げる熱い思い、こうした感覚を大切にしながら、明るい希望を持って進むことが大切です。スポーツの持つ力、高揚感の凄さを感じつつ、未来を見据えています。
2)旧統一教会被害者救済法案 旧統一教会被害者救済法案が一昨日閣議決定されました。被害者弁護団の皆さんが指摘する通り、その内容は十分なものとは言えません。修正しなければ実効性の低い法律になってしまいます。被害者に寄り添うふりだけのアリバイになってはなりません。こうした指摘に対し、今のところ総理も条文修正に応ずる気配はありません。
松野官房長官は昨日の会見で「条文の解釈の明確化を図るなどにより、さらに利用しやすく、実効性のある制度とする努力を続け被害者救済に万全を尽くしてまいりたい」と述べましたが、条文解釈の明確化をするというならば、条文の段階で、その解釈が明確となる書き振りに修正すれば良いだけのことです。なぜそれができないのか不思議で仕方がありません。
当初、政府はこの法案の提出に後ろ向きでした。しかし我が党や維新の皆さんなどが法案を国会提出し議論を促したことも受け、与野党の4党協議が開始されました。与党は、支援団体などとの関係から救済法案にそもそも慎重だとの指摘もありますが、被害実態を知れば知るほど、実効性のある法律を早急に成立させる必要があります。
3)台湾のデジタル民主主義 昨日、「Decidim」に言及しましたが、以前にサラッと読んだ『オードリー・タンが語るデジタル民主主義』(NHK出版)を読み直しました。改めて多くの気づきが得られたのですが、 日本の大幅な遅れを痛感しています。
*国民が安心して公共の問題について議論し合えるような、オンライン上に公共の場の必要性 *台湾では「リテラシー」と「コンピテンシー」を分けている *前者は、読解する能力を意味し、「視聴者」「読者」のように情報の受け手であることが前提 *後者は、能動的・自発的に何かを作り出す能力を意味し、誰もがメディアやジャーナリズムの作り手であるという考え方に基づいている *教師と生徒は「共同学習者」である
今日はその他の気づきに言及する時間はありませんが、この本を読む範囲では、日本と台湾の教育や民主主義の差を強く感じます。日本の民主主義をバージョンアップしなければなりませんが、ここでもやはり情報公開と説明責任です。
11月25日の衆院予算委で今回の補正予算予備費が一晩で4兆円あまり増加した経緯に関する質問への財務大臣の答弁は、以下です。
「公文書管理法にも基づき適切に文書管理を行なっておりますが、誰に、どのような時期に、どのような内容を相談したかといった検討過程が明らかになることによりまして、今後の経済対策等における率直な意見交換、意思決定等に影響を与えることが考えられます。そのため、経済対策の決定に至るまでの調整過程については、その具体的な内容を逐一お答えすることは、情報公開法令の観点から慎重な判断が必要であり、差し控えさせていただきます。」
公文書管理法と情報公開法を逆手にして、情報公開も説明責任も阻んでいるのが日本の現実です。こんなことでは、日本の民主主義はバージョンアップどころか退化する一方であり強い懸念を持っています。(財務大臣がこんな答弁を堂々と自信を持って行うのですから、私には日本は独裁国家に見えます。)
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.12.3===
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lin.ee/DCyVX7R
こんにちは。
情報公開法は全てをつまびらかに公開することを前提で成り立っていて、
私人の利益を棄損する場合は慎重公開を判断するということで成り立って
いると思うのですが、そうではないのですかねぇ…。
財務大臣は一晩で補正予算予備費が4兆円も増加した「理由」は言えない
という事を公文書管理法の都合の良い解釈で誤魔化そうとしているわけ
ですね。大臣が国会の場で予算の説明が出来ないと言っているに等しい
ですが、安部政治以降、日本に蔓延る腐敗菌に侵されているとしか思えない。
国会、つまり国民の存在を蔑ろにしています。政治の意味がない。
―――(引用)――――――――――――――――――
1月25日の衆院予算委で今回の補正予算予備費が一晩で4兆円あまり
増加した経緯に関する質問への財務大臣の答弁は、以下です。
「公文書管理法にも基づき適切に文書管理を行なっておりますが、
誰に、どのような時期に、どのような内容を相談したかといった
検討過程が明らかになることによりまして、今後の経済対策等に
おける率直な意見交換、意思決定等に影響を与えることが考えら
れます。そのため、経済対策の決定に至るまでの調整過程については、
その具体的な内容を逐一お答えすることは、情報公開法令の観点から
慎重な判断が必要であり、差し控えさせていただきます。」
―――――――――――――――――――――――――
それはそうと、
”現在、我が国は様々な課題を抱えています。昭和の時代のような勢い
が失せているのは事実です。今回の勝利の瞬間の感激、込み上げる熱い
思い、こうした感覚を大切にしながら、明るい希望を持って進むこと
が大切です。スポーツの持つ力、高揚感の凄さを感じつつ、未来を
見据えています。”
との行ですが、逢坂さんの様に分別のある人であれば問題ないのですが、
普通のオジサンオバサン、オニイサンオネェサン達には、「パンとサーカス」
のサーカスとしての効果の方が大きいかもしれません。ベルリンオリンピック
に熱中した戦前の社会と同じ空気が支配する時代にならねばと危惧する
気持ちを持ちます。
うらべ
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