徒然日記
22年1月3日 その5246『逢坂誠二の徒然日記』(6943)
函館の夜明け前、窓が開けられないほど強い風が吹いています。
降雪量が少ないため吹雪ではありませんが、
この風の中、外を歩くのはシンドイ状態です。
気温は氷点下6度程度。
日中もあまり変わらず真冬日となる見込みです。
今日は新月です。
1)意見交換
昨日、名古屋から函館に帰省中の女子大生と意見交換をさせて頂きました。
彼女は国際教養学部で国際関係を学んでいるとのことで、
色々な質問を受け、逆に私自身が、大変、勉強になりました。
*コロナ感染やワクチンに関する途上国への批判
*ワクチンに関する国際協力の現状
*大学生の就職率は高いが学んだことが生きていない
*そのために政府が行うべきことは
*日本は自殺率6位、生き易い国ではない(自殺対策は)
*多文化共生と言いながら外国人の人権が守られていない
*難民の受け入れも少ない
*若者の投票率を上げる方策
*健全な日米関係とは何か
*世界の核兵器はなぜ減らないのか
*立憲民主党は批判ばかりと言われるが変えられるか
*立憲民主党の支持率を上げるためには何をすべきか
以上のような点について、やり取りをさせて頂きました。
大学3年が、ここまで深く政治に関心を持って頂いていること、
非常に頼もしく、かつ嬉しく思います。
一方、立憲民主党に対し、批判ばかりとの印象を持っているようです。
私たちは沢山の政策提案を行い、議員立法も提出し、
政府提出の法案の多くに賛成していますが、
若い皆さんには、一般論として反対ばかりが染み付いているのです。
事は深刻です。
チャンスがあれば、再度、意見交換をしたく思います。
2)総理年頭所感
元日、総理が年頭所感を発表しました。
あまり目新しさはなく、報道ぶりも低調です。
以下に私の感想などを羅列します。
「*」は所感の内容です。
====
*オミクロン株に関し、最悪を想定し、慎重にも慎重を期す
*予防・検査・早期治療という一連の流れを更に強化
岸田内閣になって、
やっと危機管理と感染症対策の基本に沿った対応になり、
ちょと安堵しています。
*3回目のワクチン接種の前倒し
これに関しては、ワクチン確保の状況が不透明です。
本来は、水際対策で時間稼ぎをしている最中に、
もっと接種を進めるべきだったのですが、
時期を逸した感があります。
個人や事業への支援は、
必要な方々に届かない可能性があり、
政府の対応の不備を是正する必要があります。
岸田総理は、「新しい資本主義」の実現に言及します。
しかもこれまでの経済について、次のように述べています。
*市場に過度に依存し過ぎたことで生じた、格差や貧困の拡大。
*自然に負荷をかけ過ぎたことで深刻化した気候変動問題。
*全てを、市場や競争に任せるのではなく
これは私の認識とも一致するのですが、
アベノミクスとどう違うのかの説明はありません。
*デジタル化
*気候変動
*経済安全保障
*イノベーション・科学技術
これらの社会課題を成長のエンジンにすると言います。
社会課題が成長のエンジンになることは、
これまでも我々が指摘してきたことです。
この点も私個人は評価したいと思いますが、
*分配は、「企業による賃上げ」や、「人的投資の強化」だと言います。
賃上げすれば法人税を減税するということですが、
法人税を払っている企業が多くない中で、
真に有効なのか疑問です。
社会保険料への支援など、もっと踏み込む必要があります。
外交や安保への姿勢はあまり明確ではありません。
*自民党結党以来の党是、憲法改正も、本年の大きなテーマ。国民的な議論を喚起。
現行憲法を否定し憲法を改正することが目的化する議論は極めて危ういと感じます。
改正が目的の議論ではなく、日本がどうあるべきか、
国民がどうあるべきかの議論が先です。
それなしに改正が目的になると将来を誤ります。
*
一度決まった方針であっても、国民のためになると思えば、
前例にとらわれず、躊躇せずに、柔軟に対応する。
そうした姿勢を大切にしていきます。
今回の10万円給付がまさにこれに該当するのだと思います。
国民の意見や与野党の議論の中で、
政策を柔軟に見直すのは悪い事ではありません。
基本的には歓迎すべき姿勢だと私は思います。
しかし10万円給付では自治体の皆さんが翻弄されました。
柔軟に変えることで、どこに影響が出るのか、
そのことをキチンと見極めて、
その対策を同時に行う必要があります。
960万円の所得制限に関しては、全く聞く耳を持ちませんでした。
なぜ960万円なのか、
世帯収入の多い子どもたちにも支給されるのはなぜか、
こうしたことに対する説明は不十分です。
聞く力ばかりではなく、説明する力も極めて大切なものです。
====
安倍・菅総理に比べ岸田総理には日本語が通じ、
まともなコミュニケーションが成立する可能性を感じます。
この9 年近く、異常な状態が続いていたともいえます。
やっとまともになり、岸田総理を評価する声もあります。
しかし私はそうは思いません。
#公文書の改竄、廃棄、捏造、隠蔽
#各種統計の改竄、捏造
#行政の私物化
#国会での嘘の答弁
#憲法や法の恣意的解釈
#日本学術会議など恣意的人事
安倍・菅時代のこれら負の遺産に
岸田総理は正面から向き合おうとはしておりません。
表面上は、聞きわけの良い総理に見えますが、
安倍・菅時代と本質的に変化がないように思います。
安倍・菅時代の負の遺産を整理しなければ
日本の将来に暗雲が立ち込めてしまいます。
敵基地攻撃能力などには、安倍・菅時代以上に積極的に言及しています。
この点も要注意です。
今日も昨日に引き続き、挨拶回りに歩きます。
さあ今年もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.1.3===
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おはようございます。
「野党は反対ばかり」と言う声が大きいく広まっているには、
テレビ番組でのコメンテーターなる者たちの発言に影響されて
いるのではないでしょうか?
逢坂さんは首相補佐官として、あの東日本大震災、F1爆発事故
への対応をされたと思いますので、野党時代に露になった自民党の
本質に呆れたのではないかと思いますが、あの時、自民党は国会での
審議拒否を繰り返し、民主党の施策に悉く邪魔をしました。
「反対ばかりの野党」とは、あの時の自民党の事でしょう。
あの時の野党自民党の事を何方か本にでも書けば良いのでは
ないしょうか?
”民主党、立憲民主党は自民党とは違う”と。
そして、テレビで取り上げてもらいましょう。