徒然日記
22年1月2日 その5245『逢坂誠二の徒然日記』(6942)
新年2日目の朝です。
夜明け前の函館の気温は氷点下4度程度。
空の雲は少し多めですが雪の降る気配はありません。
今日は日中の気温が久々にプラスとなる見込みです。
いつもよりも街全体が静かに感じられます。
1)元旦の社説
毎年、元旦から数日間の新聞各紙の社説に注目しています。
今年のタイトルは以下です。
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道新:幸せ追い求める心の尊さ
日経:資本主義を鍛え直す年にしよう
読売: 災厄越え次の一歩踏み出そう
毎日:民主政治と市民社会 つなぎ合う力が試される
朝日:憲法75年の年明けに データの大海で人権を守る
産経:さらば「おめでたい憲法」よ
東京:「ほどほど」という叡智
函新:縄文に思う
日農:日本農業の使命 環境調和と増産両立を
今年の各社の社説では、案の定、民主主義と資本主義に
揺らぎが生じていることを論じたものが多かった印象です。
加えて持続可能性、SDG’sや温暖化への言及も多く見られました。
中国の力の高まりを指摘し、日本がどう対応すべきかに言及した社説もありました。
朝日は、GAFAと称されるプラットフォーマーが
主権国家にも比すべき「新たな統治者」になり、
個人の表現の自由や民主主義と衝突する危うさを指摘しています。
また産経新聞は、強い口調で現行憲法は「要らない」と主張しています。
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個人と社会の利益を、話し合いを通してバランスを取るのが、民主主義という制度と言える。
そのシステムに揺らぎが生じている現状は見過ごせない。(道新)
豊かさの意味が変わる(道新)
マネー優先の投機ではなく産業振興のための投資へ、短期的利益ではなく長期的視点に立った経済活動へ、
日本が率先して転換に取り組み、国際協調体制作りを促していくべきだろう。(読売)
深刻なのは、民主国家でも権威主義的な政治が幅を利かせていること。(毎日)
憲法や現行法が有事対応の邪魔をしているのであれば、改めるのが政治家の使命である。
国権の最高機関である国会は、今年こそ真剣に憲法改正を論議せねばならない。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」国民の安全を図ろうという
「おめでたい」憲法は、もう要らない。(産経)
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*民主主義のあり方
*資本主義のあり方
*持続可能な社会
*中国の存在
*憲法
昨日の社説をまだ十分に読み込めてはおりませんが、
以上のようなキーワードが浮かびます。
元旦の社説は一年を見通す双眼鏡のようなものです。
今日の挨拶の合間にも再度、読んでみます。
さあ今年もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.1.2===
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あけましておめでとうございます。
新年早々、奇妙なというか、愚かな言辞を弄する報道機関?に
苦言を呈する必要を感じています。
日本国憲に関することですが、私は憲法の最も重要なところは、
前文の最後の1行だと思っています。すなわち、
『日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。』
近年、現与党政権には、この1行に応える政治を執り行う意思も意欲も見られませんが、
その与党の幇間よろしくお先棒を担ぐ報道機関も2,3あります。逢坂さんが挙げられている
下記の産経新聞の社説などは、まさにその典型。
(引用)
「憲法や現行法が有事対応の邪魔をしているのであれば、改めるのが政治家の使命である。
国権の最高機関である国会は、今年こそ真剣に憲法改正を論議せねばならない。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」国民の安全を図ろうという
「おめでたい」憲法は、もう要らない。(産経)」
(引用終わり)
殆どマカロニウェスタン調の西部劇の脚本家のような安直さです。
立憲民主党には、安易にこうした考えに立つ政権が用意する土場に
軽々に載り本質を忘れた議論に加わることは、厳に拒絶していただきたい。
むしろ、不断の努力をして来たかと問いかけてほしい。