徒然日記
21年2月3日 その4912『逢坂誠二の徒然日記』(6609)
朝の日記を書き終えてから、
時間があれば1時間程の散歩をするのが習慣です。
昨朝は雨。
夏の雨ならば合羽を着て外に出ますが、
冬の雨の中は流石に歩くのを断念しました。
今日はまだ外は暗いのですが、
天気も良さそうなので外に出ます。
1時間で6キロは歩けそうです。
昨日は節分、今日は立春です。
まだ寒い状態が続きますが、
空の色に季節の変化を感じます。
====
昨日、7日までの緊急事態宣言が、
栃木県を除き来月7日まで
延長されることが決まりました。
先月7 日、総理は
「1カ月後に必ず事態を改善させる」
と断言していましたが、
その約束は反故にされました。
もとよりひと月での宣言終了は厳しいと見られており、
多くの方々には、ああやっぱり、
そんな感覚があるのかもしれません。
総理の発言を見ていると、
科学的根拠が乏しい印象を受けます。
具体的数値や根拠に裏付けられた決定が少なく
精神論的に聞こえます。
入国制限と緊急事態宣言が連動することも
私には理解できません。
仮に国内の感染者がゼロであっても、
海外での感染が増加する状況ならば、
入国を制限を検討しなければなりません。
緊急事態宣言の判断基準は主に次の6点です。
*全体病床使用率*人口10 万人あたり療養者数
*PCR陽性率
*人口10万人あたり新規感染者
*感染者前週比
*経路不明率
これらの数値と入国制限は、
必ずしも連動するものではありません。
しかし今の入国制限解除予定日は、
緊急事態宣言の解除日とされています。
どこに根拠があるのでしょうか。
昨日、緊急事態宣言発出後の総理記者会見も
私には違和感のあるものでした。
菅総理と並んで分科会の尾身会長が、
総理発言を補足するような発言をしています。
分科会は諮問的役割を担っていますが、
昨日の様子を見ていると、
政府の判断に対して客観的に意見を述べるというよりは、
政府判断の追認機関でしかないように見えます。
もっと自律的に問題点を指摘しなければならないはずです。
過日の特措法改正の罰則に対し、
感染症部会では反対意見が多かったにも関わらず、
政府はその事実を隠すばかりか、
部会長もその政府の姿勢を容認しています。
専門家や第三者による意見が
政府の都合で歪められるなら、
それらの存在意義はありません。
====
コロナ感染をしても入院できず自宅療養している方が、
1月20日時点で全国35,394人となっております。
本来であれば入院が必要な方々ですが、
病床不足から入院できないのです。
菅総理は、必要な医療が提供できる体制になっていない、
責任者として申し訳ないと、予算委員会で答弁しました。
自宅療養中のうち特に注意が必要なのは、
一人で療養されている皆さんですが、
政府はこの人数を把握していないと言います。
政府のこの話を聞いて、驚きを禁じ得ません。
世界第3位の経済大国が、こんな状況なのですから、
誰のための経済かと言いたくなります。
経済のあり方、国のあり方が、
国民の命と暮らしを守る体制になっていません。
一方、総理は十分な予算を確保していると答弁します。
しかし確保された予算が使われてはいません。
病床確保の中心的な予算である緊急包括支援交付金は、
昨年夏の2次補正で病床確保のため積み増しされました
ところが医療機関からは
半分程度しか申請が上がっておりません。
「新型コロナ緊急包括支援交付金」
1)予算総額:約2.7兆円
2)医療機関等からの申請額:約1.4兆円
(予算額の半分程度しか申請されていない。)
3)支出済額:約1兆円
「昨年末の予備費による対策」
1)予算額: 2,693億円
2)交付決定額:約10億円
3)交付済額:約3億円
(申請締め切りは今月末ですがほとんど利用されていない。)
今日は時間切れとなりましたので、
これ以上書きませんが、
せっかく予算を確保しても使われていないのです。
予算の使い勝手が悪ことなど、
病床確保は完全に目詰まりを起こしています。
この原因を早急に点検して、
改善しなければなりません。
そうしなければ折角の予算が、
その政策目的達成できず
使われずに残ってしまいます。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.2.3===