徒然日記
21年2月2日 その4911『逢坂誠二の徒然日記』(6608)
都内は雨の朝を迎えました。
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昨日、ミャンマーで軍事クーデターが
起きたと報じられています。
アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相、
ウィン・ミン大統領、
その他の与党関係者も拘束されたとのこと。
昨年11月の総選挙結果に反発していた国軍が
クーデターに踏み切ったようです。
報道での情報しかありませんが、
選挙結果を否定し、暴力的な手法で政権を掌握することは、
断じて許されることではありません。
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昨年12月25日に、政府が変異株感染を発表して以降、その数は増え続け、
昨日の時点で60名を超える方から変異株が確認されています。
25日に初確認された方の国内への到着日は 12月18日、
28日に確認された方は12月1日に日本に到着しています。
つまり初確認の発表は25日ですが、今のところ少なくとも
12月1日には、国内に変異株が持ち込まれたことが明らかです。
しかもそのことは12月28日には分かっていたのです。
それにも関わらず、
政府はその対策を取ろうとはしませんでした。
結局、入国者の全員の検査に踏み切ったのは、
年が明けた1月14日になってからです。
この間、相当数の外国人の方が、日本に入国しています。
今、その実態を聞き取りしていますが、
よく分からないことが多く、苦慮しています。
国内で国民の皆様に厳しい生活を強いる一方で、
海外から検査もなしに入国するのでは、意味がありません。
私は、1月20日の衆院本会議の代表質問で、
「変異型ウイルスによる感染は、
ビジネス往来を止めなかったのは総理による人災」と指摘しましたが、
「必要な水際対策を着実に講じてきたところであり、
人災との指摘は当たらない」と総理は答弁しています。
しかし、詳細を調べると、
やはり入国制限をするのが遅すぎたと思われ、
政治判断の遅れが変異株の広がりに
拍車をかけた可能性を否定できません。
また現在、変異株の調査体制が極めて脆弱です。
昨日の聞き取りによれば陽性者数の5%程度しか、
ゲノム解析を行なっていないと言います。
現在、5%程度のゲノム解析で、
変異株感染者が60名程度確認されていますが、
100%解析すれば、単純計算で
その20 倍の感染者がいるのかもしれません。
また12月1日の変異株感染が判明したのが、
12月28日だったことからも分かる通り、
リアルタイムでゲノム解析ができておりません。
入国制限の判断も遅く、ゲノム解析も脆弱、
こんな中で変異株感染が広がるのは必至と
言わざるを得ません。
厳しい入国の制限と迅速な検査体制の構築が急務です。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.2.2===