徒然日記

12月13日 その3399『逢坂誠二の徒然日記』(5096)

昨朝の函館での街宣、寒さが体にしみた。

氷点下7度は、さすがにきつい。

街宣終了後、上京し、
法務省や水産庁と打ち合わせ。

その後、法務委員会理事懇談会で、
今日の法務委員会の議事を確認。

夜は、総務省OBの皆さんと懇談。

さらに地元から上京中のJA役員と懇談。

朝5時から夜11時まで、
密度の濃い1日を過ごした。

1) 暴利行為

暴利行為という法律行為がある。

その意味は、次のようなものだ。

====

相手方の窮迫,軽率,無経験に乗じて,
自己のなした給付と著しく不均衡な
財産的利益を獲得する行為。

公序良俗 (民法 90) 違反として無効とされる。

消費貸借の貸主が借主の窮迫に乗じて、短期間の弁済期を定め,
借主をして期限に弁済しないときは
貸金額の5倍以上の価格を有する不動産を
代物弁済とすることを約束させる契約,
あるいは買主の無経験に乗じて
物品を法外な高値で売りつける契約などがこれにあたる

==以上、ブリタニカ国際大百科事典==

現在、衆院法務委員会で議論中の民法改正案には、
この暴利行為が含まれていない。

本来含まれるべきものと思うが、
何故含まれなかったのか。

そこで今日の法務委員会では、
次のようなことを質疑する予定だ。

====

暴利行為とはどのようなものか

なぜ明文化できなかったのか

明文化のために、乗り越えなければならない課題は何か

公の秩序とは、改めて何か

善良の風俗とは、改めて何か

民法に、公益という概念はあるか

公益とは、何か

公益に反する法律行為は、どう判断すべきか

====

会期末だが、法務委員会の議論は、粛々と進む。

2)安倍政権の現実

安倍政権がスタートして4年となる。

随分と勢いが良いように見えるが、
その内実は極めて危ういと私には見える。

明日の早朝の勉強会では、
私から、そのことについて言及する予定だ。

今日中にその内容を簡単にまとめたいと思う。

3) 原子力発電の単価

経済産業省は、福島第一原子力発電所の
事故に対応する賠償や廃炉などの費用が、
従来の見込みの十一兆二千億円の約二倍となる
二十一兆五千億円に膨らむとの試算を発表した。

一方、 政府は、現在、原発の発電コストを
「一キロワット時、最大でも十・四円と試算」している。

福島の事故処理経費が増えても、
このコストは、あまり変化がないと
政府は試算しているようだが、
どう考えてもそれは解せない。

本来、原子力特別委員会が開催されれば、
そこで質問したいのだが、原子力特別委員会は、
今国会も実質審議をしたのはたった2回だ。

そこでこうした点について、質問主意書を提出した。

一週間程度で政府から答弁があるものと思う。

今日の午前中は法務委員会に出席。

午後は各種の勉強会が行われる。

国会活動に全力投入だ。

さあ今日も、確実に前進します。

== 2016.12.13 ==
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