徒然日記

8月10日 その3274『逢坂誠二の徒然日記』(4971)

ここ数日に比較すれば、函館は涼しい朝をむかえた。

部屋に吹き込む風は秋の雰囲気だ。

だが予想最高気温は29度。


昨日よりも1度低いが、まだ残暑は続く。


1)未体験かも
昨日の都内の最高気温は38度程度。


多少風のある天候だったが、
これほど気温が高いと、風が吹いても
全く涼しさを感じない。

もわぁ〜っと暑い風が体にまとわりつき、

爽やかさよりも、重苦しい気分になる。

通りすがりの幼稚園では、
子どもたちがプール遊びに歓声をあげていたが、

ビニールプールの水もぬるそうな感じだ。


こんな気温では、水分補給は欠かせない。

鞄には、500ミリのペットボトルを入れて移動した。

もしかするとこんな暑さは、
私にとって未体験のことかもしれない。


東京で予定の用務をこなし、
慌てて北海道に逃げ帰った。


2)イラク戦争
2003年のイラク戦争を日本政府は支持し、
米英などともにその戦いに加担した。


あれから13年が経過し、
イギリスは、あの戦争は誤りであった
とする報告書を公式に発表した。

戦争前の見込みに反し大量破壊兵器もなかった。


逆に今の国際テロ組織を生み出すキッカケを作ったのだから、
戦争に突入したのは誤りだったと判断するのは、
当然のことのように思う。

イギリスの報告書では、

開戦前にあらゆる手段を尽くしたとは

言い難いとも指摘している。

戦争を仕掛けたアメリカでも、
イラク戦争は誤りだったとの指摘が多い。

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そこで、短い今回の臨時国会だったが、

政府に対し、イラク戦争を再検証し、
その評価を見直す考えはないか
との質問趣意書を提出した。

ところが政府からは、
今でも妥当だと考えていることと、
改めて検証することはないとの答弁が来た。


これは、昨日、お知らせしたとおりだし、
日本経済新聞にも取り上げて頂いた。

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しかし改めて思う。

イラク戦争に関わった、米英など主要国で、

あの戦争は間違いだったとの判断がされているのに、
なぜ日本政府は、そのことが気にならないのだろうか。

他国からどんな客観的な事実が出たとしても、

日本の判断が正しいと言い張るのだろうか。

言い張るとするなら、その根拠は何か。

改めて問わなければならない。


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自国の行いを、冷静に分析できないこの国が、
安保法制なるものを掲げて、
他国と一緒に集団的自衛権を行使するという。

こんな危ういことはないだろう。


2003年当時は、判断が誤っていたとしても、
日本の自衛隊は、戦闘の現場に原則的に行くことはなかった。

しかし安保法制が、強行的に成立した今後は、
自衛隊が戦闘の現場には行く可能性が、
以前よりも明らかに高まる。


冷静に判断できない政府の意向で、
戦闘の現場に赴くことぐらい危うく、
愚かなことはない。

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安倍総理は安保法制に執着した。


ならばそれを発動させる根拠、情報収集、
判断にも最大限執着すべきと思うが、
過去を冷静に検証できないものに、
それを望むのは極めて難しいことだ。


使うための能力が備わっていないものに、
刃物を持たせることぐらい危険なことはない。


さあ今日も、確実に前進します。

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              2016.8.10

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