徒然日記
7月21日 その3254『逢坂誠二の徒然日記』(4951)
台湾滞在を終えて、今日帰国する。
初の台湾訪問だったが、
懸案だった知人との面談などを行い、
充実の時間を過ごさせて頂いた。
日程の都合上、台北のみの滞在で、
台湾全体の雰囲気に触れることはできなかったが、
多少なりとも台湾のエッセンスに接することができた。
改めて言うまでもないことだが、
海外を訪問することは、その地域の歴史や文化、
あるいは社会情勢などを知ることが大きな目的だ。
加えて他地域を知ることによって、
逆に日本を見つめ直すことも重要な目的だ。
今回もその目的がしっかりと達成されたと思う。
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今回の訪問で、
台湾も日本も、
自分たちの地域の文化や生活のあり方に、
もっと自信を持つべきことを改めて痛感した。
ともすれば私たちは、
隣の芝生は青く見えるではないが、
自分たちの生活のあり方よりも
他地域の方が良いと勘違いする場面が多い。
特に経済的合理性に翻弄されるなどによって、
他地域や他国の文化や生活スタイルを
安易に受け入れている。
しかし、そのことが自分たちの持っていた
本来守るべき貴重な価値観を崩壊させていることが多い。
さらに問題なのは、
守るべき貴重な価値観を崩壊させているのに、
他地域のものを受け入れることによって、
私たちの文化や生活が逆に向上していると、
実に素直に思い込んでしまうことだ。
台湾には、日本にはない良さが極めて多いし、
それに対して自信と誇りを持つことが重要だと思う。
日本においても、そうしたものは沢山あるが、
そうした貴重な価値観を安易に手放している。
日本全体としてもそれを強く感ずるし、
日本の地域づくりにおいては、なおさらそのことを痛感する。
私たちは、もっともっと自分たち本来の良さや、
一見、非合理的と思われる文化や生活スタイルの中に
真の価値が存在していることを知るべきだと思う。
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今回の台湾滞在では、
私の大好物の麺を堪能した。
昨夜の滞在中最後の夕食も
近所の小さな食堂で麺を食べることにした。
台湾に来て以来、繊維質の摂取が少ないと感じて、
昨夜は、野菜入りと思われる「菜肉大うどん麺」を注文した。
「大」という文字がちょっと気になったが、
メニューには、「各式麺類大碗加20元」とあった。
つまり大盛は20元増しとのことだ。
そのため「大うどん」とは大盛ではなく、
多分、太い麺だろうと勝手に解釈をして注文した。
ところが実際に出てきたのは、
巨大なワンタンののった中太麺だった。
何かの間違いかと思ったが、
よくメニューを見ると
「饂飩」ではなく「餛飩」とある。
つまり私が注文したのは、
「菜と肉で作った大きなワンタンをのせた麺」
ということだったらしい。
食堂では、こんな勘違いが多いが、これもご愛嬌だ。
今日は帰国後、
議員会館で仕事を行い、明日帰函する。
さあ今日も、確実に前進します。
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