徒然日記
11月9日 その1567『逢坂誠二の徒然日記』
夜明け前の都内、
雲の切れ間から
ほんの少しだけ星が瞬いているのが見えます。
その輝きは、
目を凝らしてみなければならないほど、
微かで弱いものです。
現在の気温は12度程度。
起きぬけのまま、
外に出ると肌寒さを感じます。
日中は晴れ時々曇り、
予想最高気温は16度と、
あまり気温は上がりません。
外は寒さを増していますが、
国会内、国会周辺は熱気を増しています。
1)地域主権調査会
昨日、役員会が開催され、
地域自主戦略交付金と
義務付け枠付けの今後の方向について、
意見交換をしています。
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義務付け枠付けは、
3次一括法の提出に向け、
準備が進んでいます。
従前からの方針通り、
次期通常国会への法案提出を目指し
作業に拍車がかかります。
またこれまでに取り組んだ内容の
深堀りも検討課題です。
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ひも付き補助金を廃止後、
一括化して使い勝手を向上させた
地域自主戦略交付金は、
次がポイントになります。
・
一括化予算増額(1兆円強を目指す)
とメニューの拡大、
さらなる使い勝手の改善
・
対象自治体の拡大
(政令市、
あるいはさらに拡大して中核市)
・
沖縄向け一括化のあり方
・
基金、起債償還費への充当など、
使途拡大への取り組み
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以上などが、
地域自主戦略交付金の課題かと考えています。
今後、さらに政府とも調整しつつ、
来年度に向けた制度設計を行います。
2)予算委員会
連日、予算委員会で
激しいやり取りが続いています。
今日も終日、開催されます。
二日間の議論を聞いていますと、
3次補正の内容を大きく逸脱した質疑も相当に多く、
あえて予算委員会で行うべき必要があるかどうか
疑問に思われる内容も散見されます。
また制度上の不備を、
個人に責任を問うかのような質問もあり、
無理やり批判のネタを作っている、
そんな印象もあります。
激しい論戦は、当然のことですが、
なるほどと考えさせるような、
やり取りがもっと増えるべきと感じます。
3)子ども手当
新しい子ども手当に関し、
地方負担を現在の倍近い
9800億円とする案が公表されました。
この案は、子ども手当創設と引き換えに決めた、
住民税の年少扶養控除廃止に伴う
地方の増収分を新手当に回すよう求める内容ですが。
自治体の立場からは、
にわかに賛成し難いものと思います。
来年度以降の新しい子ども手当に関しては、
国と地方の早急な協議が必要です。
4)幸せの経済学
映画『幸せの経済学』が評判になっています。
== 以下、HPからの引用 ==
今まで世界では国の豊かさを測る指標として
「GNP(国民総生産)」や「GDP(国内総生産)」などが使用され、
どれだけ経済成長したかということが
「豊かな国」と定義だと信じられてきました。
この考え方はグローバリゼーションの波に乗って世界中に広がり、
世界の様々な地域に「開発」という名の
「消費社会」が流れ込みました。
結果、便利で快適に生活できるなどの正の側面がある反面、
負の側面ではコミュニティの伝統的な暮らしが崩壊し、
かつてはそこにはなかったはずの
「新たな貧困」が生まれるようになったことも事実です。
本当の豊かさとはなにか?
それを、今こそ考える時ではないでしょうか。
== 以上、引用終了 ==
この映画は、
今、議論が沸騰しているTPPに関しても
重要な示唆を与えてくれます。
今日も、予算委員会、
政調、税調、正副幹事長会議など
予定が目白押しです。
しかもTPPなど重要案件がヤマ場を迎えます。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2011・11・9 Seiji
Ohsaka
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