徒然日記
11月2日 その1560『逢坂誠二の徒然日記』
夜明け前とは言え、
都内の朝は早く、
窓の外では、
ゴーゴーと車の走る音が聞こえます。
雲は少なく、
雲の切れ間には星も見えます。
現在の気温は12度程度。
予想最高は20度程度です。
1)TPP
議員会館周辺では、
TPPに反対する皆さんの活動が活発化しています。
昨日は、議員会館前で
徹夜の座り込みをする
北海道の農家の皆さんの激励に伺いました。
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以前から書いている通り、
TPPは農業問題や関税問題ではありません。
社会的規制の撤廃であり、
私たちの社会のあり方を大きく変える問題で、
参加には反対です。
野田総理が、
これほどまでに参加を急ぐ理由が
分かりません。
2)選挙制度
衆院小選挙区の一票の格差是正などを話し合う、
与野党協議会の第4回会合が昨夕開かれました。
昨日の協議では、
まだ合意を得るに至っていませんが、
今後も幅広に議論を行うことを確認しています。
また次回は、樽床座長から、
考え方を整理して示すことにもしています。
各党の考え方に差はありますが、
私個人の印象では、
議論が随分とこなれてきた感じがします。
3)熟議空間
最近、改めて日本の民主主義について、
思いを巡らせています。
そのため民主主義についての文献を
手当たり次第読んでいます。
ジェイムズ・S・フィシュキン著
『人々の声が響き合うとき
熟議空間と民主主義』(早川書房)
昨日からこれを読み始めています。
== 以下、引用 ==
世論調査がその名にふさわしいほど、
世間は「意見」と言えるほどの意見を持ってはいない。
回答者は「知らない」と認めたくないため、
その問題については
一度も考えたことがないと答えるよりは、
ほとんど適当に答えを選ぶ。
ジョージ・ビショップの実験によると、
いわゆる「1975年公共法」について、
人々は一家言あるかのように回答した。
そのような法律は存在しないにもかかわらず、である。
またこの架空の法令、
1975年公共法の20周年という節目にあたり、
法律の廃止についてどう思うか
『ワシントン・ポスト紙』が質問したところ、
それについても回答者には
考えがあるようだった。
くどいようだが、
そのようは法律は実際には存在しない。
== 以上、引用終了 ==
世論調査の危うさを指摘する、
上記の記述など、
熟議を考える上でハッとする指摘が満載です。
連日、日程がギッシリです。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2011・11・2 Seiji
Ohsaka
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