徒然日記
11月7日 その2683『逢坂誠二の徒然日記』(4328)
雪が降るような寒さの日があると思ったら、
小春日和になったり、天候の振れ幅が大きい。
体調管理に注意が必要な時期だ。
昨日、札幌管区気象台は、
道内の平均気温が11日ごろから約1週間、
平年に比べてかなり高くなるとの予報を出した。
この時期、これも珍しいことかもしれない。
1)診療報酬
昨日の函館新聞によれば、
市立函館病院の本年度上半期の収支が、
当初計画を4億3千万円下回っているとのことだ。
入院患者などの数はほぼ横ばい状態だが、
診療報酬の改定が原因となって計画を下回ったという。
自治体病院は、
地域医療を支える大きな役割を担っている場合が多いが、
診療報酬のさじ加減ひとつで、経営状況が大きく変化する。
診療報酬の改定は、それほど重要なものであるが、
政府はこうした変化にも思いが至っているのか、
気になりつつ函新を読んでいた。
2)大間原発
11月3日の8区総支部の幹事会で、
改めて大間原発建設を凍結することを、
さらに強く訴えることを確認した。
これまでもこうした決議を行っていた。
今回は、
函館市の訴訟をさらに強く後押しする意味も含め、
再度、常任幹事会で確認し、
さらに建設凍結を強く発信することとした。
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こんな中で、
電源開発が運転の前提となる適合性審査を
年内にも原子力規制委員会に申請する
とのニュースが飛び込んできた。
電源開発のこの方針は大いに疑問だ。
そもそも大間は、
現在の日本の電力状況を考えると、
必要な発電施設とは思われない。
さらに大間は、
使用済み核燃料を再処理して取り出す
プルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を
使用する世界初の商業炉であり、
従来型の原発に比較し、危険度が高いと指摘されている。
そもそもこのような原発を稼働させること自体に問題が多い。
万が一の事故の際、
函館市など北海道側の現実的な避難計画も、
策定できる見込みがない。
さらに核燃料サイクルだって行き詰っている。
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従来型の原発から出る
使用済み核燃料の処理方法も決まっていないうえに、
大間からは新たなタイプの使用済み核燃料が排出されるのだ。
当然、この新たな使用済み核燃料の処理方針は決まっていない。
いろいろな側面から見て、
大間原発の必要性はないと言わざるを得ない。
電源開発には再考を促したい。
今日は、講演のため苫小牧市を訪問予定だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・11・7
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