徒然日記
8月13日 その2547『逢坂誠二の徒然日記』
今日はお盆の13日。
ニセコの両親の菩提寺に
お参りに行こうと思っていた。
ところがレンタカーが完全に出払っている。
ライトバンも含めキャンセル待ちをしたが、
結局、車が確保できずニセコ行きを断念。
菩提寺参りは、
少し涼しくなってからになりそうだ。
今日と明日は、少し静かにしていなさいと、
両親がくれた休暇かもしれない。
それに従おうと思う。
1)武器輸出
この4月1日、安倍政権は、
原則武器を輸出しない方針(武器輸出三原則)を転換し、
防衛装備移転三原則を閣議決定した。
それ以後、4ヶ月が経過し、
武器の輸出の準備が着々と進んでいる。
このことを
どれほどの国民が認識しているだろうか。
心配だ。
新聞で読み取れる現状は以下のとおりだ。
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4月9日:
インドと水陸両用飛行艇US2の輸出を協議
5月:
英国と対生物・化学兵器用防護服の共同開発推進を確認
フランスと無人潜水機などの共同開発で一致
6月:
パリで開催された
武器国際展示会「ユーロサトリ」に日本企業13社が出展
「防衛生産・技術基盤戦略」を決定
(内容は、米国など関係国との共同開発・生産を進める、
防衛産業の基盤強化に財政投融資の投入検討、
独立行政法人の研究機関、大学などの連携強化など)
防衛産業の輸出などを一元的に担当する
「防衛装備庁」を来年度創設する方向。
7月:
オーストラリアと潜水艦など
兵器の共同開発を進めやすくする方向で一致
7月17日:
地対空ミサイルPAC2の部品(シーカージャイロ)の米国への輸出
F35戦闘機登載予定のミサイル(ミーティア)技術の日英共同研究
(PAC2は、米国からカタールへの輸出が決定済。
F35は、イスラエルが導入を予定。)
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武器輸出を解禁してからたった4ヶ月だが、
こんな動きが加速化している。
地対空ミサイルPAC2はカタールへ、
F35はイスラエルへと、
第三国への移転の動きも出ている。
防衛産業や経済団体は、
こうした動きに大賛成なのだろうが、
多くの国民はこうした状況を望んでいるのだろうか。
少なくとも私の周囲にいる皆さんはこうした現実を知らないし、
こうしたことを望んでいるとは思われない。
安倍総理は、こうした対応によって、
景気経済が良くなるとうそぶいてるらしいが、
「日本は死の商人」だとイメージが広がれば、
他産業分野にも悪影響がでることが懸念される。
そしてテロに晒される確率が
高まることはあっても低くなることはない。
日本の平和主義が、どんどんと毀損されていく。
2)本当の意味
8月10日付北海道新聞のコラム
卓上四季に次の下りがあった。
==以下、抜粋引用==
安倍晋三政権の集団的自衛権の行使容認はいただけない。
憲法9条の合理的な解釈の範囲を明らかに超える。
何よりも憲法の平和主義をないがしろにする。
安倍首相がよく使う「積極的平和主義」も同様だ。
平和学では戦争がない状態を「消極的平和」と呼ぶ。
「積極的平和」とはもっと努力して
貧困や飢餓、差別をはじめとする
戦争や内乱の要素を取り除くことを指す。
ノルウェーの平和学者ガルトゥングが
世界に広めた言葉である。
紛争があれば自衛隊を積極関与させ、
中国が台頭すれば米国との軍事同盟で抑え込む。
首相がそんな意味合いで使っているのなら二つはほど遠い。
ただどちらが常識的で真の平和主義であるかは明白だ。
==以上、抜粋引用終了==
安倍総理の言葉遣いには、注意が必要だ。
1894(明治27)年:日清戦争
1904(明治37)年:日露戦争
1914(大正3)年:第一次世界大戦
120年前が日清戦争、
110年前が日露戦争、
100年前が第一次世界大戦。
さらに60年前に防衛庁と自衛隊が発足し、
10年前に自衛隊がイラクに派遣された。
安倍総理の急進的な政策はもちろんだが、
今年は否が応でも、防衛や戦争について、
深く思いを巡らすそんな節目の年なのだと思う。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2014・8・13
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拝啓
逢坂さんの頑張りに感謝しています・本物の政治家だと思います・同じ土俵で戦えるように政党法を作るべきだと思っております。?