徒然日記
4月7日 その2419『逢坂誠二の徒然日記』
新しい週の始まりだ。
函館の夜明け前、穏やかな雰囲気だ。
気温は3度程度。
風のなく、雪も降っていない。
終日、晴れの予報がでている。
日中の気温は、
ギリギリ10度に届くかどうかといった塩梅だ。
1)歩け歩けの会
私も散歩が好きなため、
昨年、函館歩け歩けの会に加入した。
ところが今年の新年会に参加したのみで、
実際の歩く集いには参加できない
幽霊会員状態が続いていた。
昨日は、その例会だった。
昼の街宣の予定時間とも重なる可能性があっが、
最近は、朝の散歩も全く出来ず仕舞いだったので、
街宣を取りやめて、意を決して参加することにした。
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鮫川沿いを上流に向かって鍛冶2丁目まで向かい、
その後、松見通から旧戸井線を通って湯の川に戻り、
再度、鮫川の河口付近から市民会館へと向かうコースだ。
天気予報は晴れだったが、
実際には、雪が舞ったり、
空を黒雲が覆って風が強くなったりと、
不安定で気温も低めだった。
だが目を出し始めた道端のフキノトウや、
綺麗に整備された家々の花壇のクロッカスを眺めていると、
寒さも忘れて春の雰囲気を満喫することができた。
結局、
自宅からスタート場所の市民会館までの往復を含め、
4時間で、18キロを歩いた。
久々の散歩で、心も体も
実にスッキリと爽やかな気分になった。
仕事優先の日々が続いているが、
せめて週に2、3度は
散歩の時間を確保したいと思う。
2)総合確保推進法案
4月1日から衆院で、
「地域医療・介護総合確保推進法案」の審議が始まったが、
この法案が成立すると、
最終的には高齢者福祉サービスが低下し、
逆に負担増となる可能性が極めて高い。
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また4月1日から
社会保障基盤の強化などを目的とした
消費増税が実施されたが、
報道によれば、増収5兆円のうち、
社会保障には5千億円程度しか回らないとも指摘されている。
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この法案の狙いは、
高齢者の入院患者を減らし、
在宅医療に切り替えることだ。
確かに医療費は増えている。
2011年度35兆円だった医療費は、
現在の医療体制を維持すれば、
2025年度には54兆円に膨らむという。
現在の医療機関のベッド数は166万床あまりで、
これが2025年には202万床が必要になるという。
このベッド数を少しでも減らしたいのが
今回の法案の狙いだと思われる。
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今後は、病床を
「高度急性期」、「急性期」、「回復期」、「慢性期」と
機能別に四つに区分する方針が示されている。
治療によって命に関わる症状を脱した患者さんは、
回復期、慢性期の病床に移す、
そんなことを想定しているようだ。
このやり方だと、病床数が159万床になるらしい。
特に医療費がかさむいわゆる「7対1病床」については、
現在の36万床を16年度には27万床、
さらに将来は18万床程度にしたいようだ。
7対1病床は、
2006年の診療報酬改定で導入され、
多くの病院が導入した。
これによって、地方から都市に看護職が流れ、
地方の医療が手薄になったばかりか、
医療費も高騰するなどの混乱があった。
それがやっと落ち着いた感じのする昨今だが、
また短期間で方針を転換をすれば現場は混乱するだろう。
それよりも何よりも、
受け皿がないのに無理に退院させられた患者さんが
一番厳しい状況に追い込まれる。
国は、今回の診療報酬改定と法案成立で、
退院した患者の比率を示す「在宅復帰率」に応じ、
各病院の診療報酬を下げるという。
報酬で退院促進をすることになる。
また介護保険事業から、
一部サービスを外し、市町村事業にすると同時に、
サービス利用者負担金の増加も予定されている。
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もちろん医療費を抑制することは重要だが、
現場の実態を考えない性急な抑制策は、
最終的に大きな混乱を招きかねない。
この法案はほかにも多くの問題をはらんでおり、
その審議には、相当な慎重さが必要だ。
そして現場の声を十分に聞く必要がある。
今日は上弦の月。
早朝の市場回りから活動開始となる。
今日も、しっかりと前進します。
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2014・4・7
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