徒然日記
5月17日 その1392『逢坂誠二の徒然日記』
今日は、午前は衆院で、午後は参院で
総務委員会の質疑があるため、
いつもよりも朝早くからの活動開始です。
夜明け前の都内、空はまだ暗く天候の様子は
ハッキリとは分かりませんが、
空一面が雲に覆われているようです。
予報によれば朝は曇り、
夕方には降水確率が上がり、
雨になるかもしれません。
現在気温は既に18度程度になっていますが、
逆に日中はそれほど上がらず
最高は21度程度と予想されています。
1)津波で?、地震で?
福島第一原発の1号機は津波による電源喪失が
今回の事故の発端と言われています。
つまり原発は地震の揺れによって
重大事故に至ったものではないとの理解だったわけです。
しかし、報道を見る限り一昨日あたりから、
津波被害以前に地震の揺れで
原子炉に重要な被害があったと見られる情報が流れています。
東電関係者の声として、
一昨日の産経新聞には、次のようなことが紹介されています。
「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」
と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認める発言です。
これが事実だとしますと、
全国の原発に関し津波対策を強化することに加えて、
耐震上の見直しも急務となります。
原子炉に簡単に近づけない状態ですが、
いずれにしても、事実関係の把握が必須です。
2)子ども手当
復興財源などとも絡んで、
子ども手当制度がどうなるかに関心が集まっています。
この議論の際に、いくつか留意すべきことがあります。
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現在、議論の場が、少なくとも三つあることです。
政府与党内の議論、過日の三党合意を踏まえた与野党議論、
さらに自治体の皆さんと政府との議論です。
子ども手当制度の議論は、この三つの関係をうまく捌く必要があります。
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加えて、先行して税制改正をしたことによる地方増収、
(仮に子ども手当が減額となった場合に)減収となる世帯、
この二点の扱いも十分に検討しなければなりません。
子ども手当制度議論は、多面性を総合化する視点が必要です。
3)委員会質疑
昨日は、参院の決算委員会で、
地域自主戦略交付金について答弁しています。
あわせて事前通告はありませんでしたが、
会計検査について、
過去の経験からの所感を問う質問にも答えています。
4)大木金太郎
以前から読みたかった、
プロレスラー「大木金太郎」さんの自伝を読了しました。
子どもの頃、大木さんの試合をテレビにかじりついて見たものです。
懐かしい大木さんですが、2006年に韓国で亡くなりました。
生い立ちや、なぜ日本でレスラーになったのかなどは、
以前はまったく知りませんでしたが、
他界した頃に、色々と複雑な事情があったことを認識しました。
そんなことで、気にかかっていた大木さんの生きざまであり、
昨年の自伝発刊以来、手にしたいと思っていた本です。
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これを読むと、
プロレスラーの厳しい練習と激しい試合の状態はもとより、
日本と韓国、北朝鮮との国交問題、差別、力道山のこと、
暴力団とのつながり、さらに政治家の関与も含め、
私には縁の少ない当時の社会の様子がクリアになります。
ものを成し遂げることへの執念、
その大切さも強く感ずることができます。
病床で、大木さんが力を振り絞って完成させた自伝から
魂の叫びが聞こえます。
今日は満月です。
でも雲が多いため観望は難しいかもしれません。
さあ今日もしっかりと前進します。
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2011・5・17 Seiji
Ohsaka
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