徒然日記

9月28日 その2228『逢坂誠二の徒然日記』





今日も、沖縄方面を除き、

全国的に晴れ間の広がる天候だ。



北海道の予想最高気温は20度程度だ。



クールビズとは、縁のない状態になっているが、

ネクタイをしている皆さんは少ない。



クールービズに関係なく、

一度ゆるんだタガを締め直すのは難しい。





1)コントロールできない

昨日、衆院で

やっと原子力問題に関する

閉会中審査が行われた。



この間、国会はずっと休みっぱなしだったが、

本当に「やっと」という感じだ。



8月30日に閉会中審査の日程を協議した。



だが、審議が海外に報道されたら

五輪招致に不利になるとの懸念や、

委員長の海外視察などで、先送りになっていた。



国家の一大事であるにもかかわらず、

ずっと審議をしていない。



とんでもないことだ。



====



私は、日中にやるべきことがあり、

その審査の様子を

リアルタイムで見ることはできなかったが、

報道をみる限り、やり取りは不十分であり、

もっと時間をかけて丁寧な審査を行うべきだ。



====



以下、東京電力広瀬社長の主な発言。









原子炉と使用済み燃料などに

水をしっかりかけて冷却していくのが一番必要なこと





事故直後からかなり汚染された水が

建屋の下のほうにたまっている





だいたい1日400トンを原子炉の冷却のために注入





この400トンとは別の400トンが地下水の400トンだ





汚染源はどこなのかは、

完全にはまだつかみきれていない状況だ





海の汚染の状況は観測している。

外側の外洋は、かなり小さな数字になっている





放水口の前のある程度限られた部分がやはり一番高い





安倍首相の発言は、

湾の外に影響が及ぶことは全然ないという主張。

私どもも全く同じ考えを持っている。

首相の言った外への影響、

海への影響という意味については、

しっかりコントロールできている



====



やはりこの発言をきいていると、

汚染水問題は本質的には、

何もコントロールされていないのが現実だと理解できる。



つまり、





汚染源はどこであるか把握できてないこと





コントロールされているのとは、

「放射性物質が外洋に流れ出て、

単に薄まっている」との意味。



====



広い海に垂れ流している現実をもっと、

シビアに質すべきと思うが、

いかんせん審査の時間も期間も短すぎる。



こんなことでは、

国民はおろか、

世界の納得を得ることはできない。



もっともっと真摯に虚心坦懐に

審査、議論をしなければならない。







さあ今日も、しっかりと前進します。

=============

     2013・9・28 Seiji Ohsaka

=============


マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/



  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. ある経済紙によれば、東電の柏崎刈羽再稼動申請は、安倍首相の福島第一視察などとリンクしていたらしいですね。そして、柏崎の再稼動申請と合わせて銀行の東電向け融資も動く。国会審議もこうした流れの中で開催時期が決まったような気がする。安倍首相は外国に原発を売り歩くくらいだから、再稼動は信念なのだろうけれど、裏で工作するのではなく、国民に向かって正直に思いを言うべきです。もちろん、「原子力村」よりもずっと大きな一種の権力集団(銀行、官僚などを含む)がこれを動かし、安倍首相もその一部を演じさせられているような気もしますが。

    首相は世界の金融資本主義の中心地であるニューヨークを訪れ、Buy my Abenomicsと言ったとか。またTPPは日米が主導するとも言ったと伝えられています。でも、日本ではあまり報道されていないけれど、米国でも草の根の変化は起きています。11月にニューヨーク市長選がありますが、引退するブルームバーグ市長の後任に有力になっているのは、リベラル色が濃いビル・デブラシオ氏。無名の政治家でしたが、1%対99%の格差問題などを訴え、高額所得者への増税などを公約して民主党の予備選で勝ち、本選挙に向けた世論調査でも共和党候補に対し大差をつけてリードしているようです。
    次期FRB議長に金融界寄りと見られるサマーズ氏が指名されるのを阻止する決め手になったのは、上院民主党の一年生議員エリザベス・ウォーレンさんの反対だと言われています。彼女が反対を鮮明にしたために与党民主党内から反対論が相次ぐようになり、議会承認困難と見たサマーズ氏が自ら辞退を表明せざるを得なくなりました。そのウォーレンさんはTPPについても秘密裏に大企業寄りの規則をつくるものだと強く反対し、労働組合やリベラル派の間では人気が非常に高いようです。今のところ、次回の2016年大統領選挙での民主党候補はヒラリー・クリントンさんが大本命ですが、ひょっとするとウォーレンさんとの女同士の指名争いになる可能性だってあり得ます。
    サマーズ指名断念とシリア攻撃見送り(これも議会での票読み不利なための方針転換)によって、オバマ大統領への求心力は低下しています。私はもともとTPPに懐疑的ですが、オバマ大統領の政策推進力が明らかに弱くなっているのに、大統領とウオール街の歓心を買うことに力を入れているように思える安倍首相の姿勢に疑問を覚えます。日本の民主党もそうしたところをつき、再び多数派を形成できるように努力すべきです。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です