徒然日記
9月1日 その2200『逢坂誠二の徒然日記』
9月に突入した。
今日は210日だ。
立春を起算日にして210日目。
季節の移り変わりの目安となる季節点の一つだ。
台風などが来て天気が荒れやすい時期ともいわれるが、
そのとおり、昨日も各地で豪雨などが続いている。
1)活動報告
昨日も密度の濃い一日だった。
夕方には、
八雲町で笹田浩道議のビアパーティーが開催され、
私も出席して激励の挨拶をさせて頂いた。
ホントに多くの方が出席し、
私からも感謝の思いを述べさせて頂いた。
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冒頭の挨拶の後、即、せたな町に移動し、
福原賢孝道議とともに活動報告会を開催した。
せたな町は町長選挙なども控え、
色々と難しい時期と聞いていたが、
大勢の町民の皆さんに参加頂いた。
私からは、TPP、原発、憲法などにつて話し、
現政権の課題について言及した。
多くの参加者の皆さんが頷きつつ納得気に、
私の話を聞いて下さった。
手ごたえを感ずる報告会だった。
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報告会終了後、せたな町内で、
有志の皆さんとの懇親会に出席し、
色々と意見交換をさせて頂いた。
その後、さらに八雲町に移動し、
笹田道議のビアパーティー終了後の直会にもお邪魔した。
そのため帰宅は、午前零時。
正直なところ体力的には厳しい一日だったが、
心地よい疲労感とともに床に就いた。
2)豪雨災害への対応
最近の激烈な気象現象の中で、
従来の防災体制を見直す必要がある。
あまりにも急激に、
しかも膨大な雨量を観測することが多く、
従来のように一定時間内に基準数値を超過したら交通規制をするなどの対応で
は、
手遅れになる可能性が高い。
激烈な気象状況に対応するのは簡単ではないが、
できる限り、現実的な見直しをするよう
関係機関の対応を変えねばならない。
我が党の8区総支部も、
先頃の大雨被害から方針を変え、
具体的な対応をより迅速に行うこととした。
昨日は、これら一連の取り組みについて、
記者会見を行い、マスコミの皆さんにも周知している。
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天候が激烈なため、
雨や風の状況を見ているうちに被害が発生する可能性が高く、
予測予防型の防災体制を取り入れること。
被害が発生した際は、
党として迅速に現地調査を行い実態把握に努めること。
把握した実態をもとに、関係機関に対し、
できる限り具体的な要請を行うこと。
関係機関が複数存在する場合は、
それら機関の連携がうまく進むよう配慮しつつ要請を行うこと。
要請事項の達成度合いなどについて追跡対応を行うこと。
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今回は、このようなことを念頭に置きつつ、
被災現場を調査した上、
JR北海道本社及び支社、
北海道庁本庁及び総合振興局、
北海道開発局及び開発建設部などに対し、
災害対策本部の要請活動などを行っている。
私どもの要請後、
JR北海道の野島誠社長は次のことを発表した。
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・
大雨による増水や土砂災害の恐れがある
全道の危険箇所の緊急点検に着手
・
台風など水害の多発時期を控える9月上旬をめどに点検を終え、
問題が見つかった箇所については改善する方針
・
対象となる箇所は次のとおり。
《1》地形的に水が集まりやすい地点
《2》水路などの排水設備
《3》橋脚や護岸など河川付近の設備
《4》斜面など落石する可能性のある地点
(特に我々が主張した、)
管理主体が開発局や自治体など複数にまたがる箇所も点検対象とし、
問題があった場合は必要な対策について各機関と協議する
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これらJRの対応は、我々の要請にも合致するところが多く、
豪雨災害対策本部の迅速な行動の成果と受け止めている。
今後とも、気を抜くことなく、災害対応にあたることとしている。
3)政策議論
9月の自治体定例議会を目前にして、道議、市議、町議が参集し、
政策に関する意見交換を行っている。
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・
道政検証プロジェクト
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道議会議員定数削減
・
TPPへの対応
・
豪雨災害やJR事故への対応
・
農業農村所得10倍の課題
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国民健康保険の道への一元化の課題
・
介護保険サービスから外れる要支援などについて
・
全国学力テスト
・
道立北見病院について
・
函館港の大型客船岸壁や摩周丸について
・
函館市内の人工透析について
・
改正耐震化法への対応
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マイナンバー制度
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交通料金体系
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はだしのゲン問題
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高校授業料の無償化
・
函館市内の区画区整理事業について
・
介護保険計画について
・
自治体立病院の課題について
・
インターネット選挙運動について
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こんな課題について、
各級議員間で活発な意見交換を行ない、
極めて有意義な時間となった。
4)汚染水
東京電力福島第一原子力発電所で、
またまた新たな汚染水漏れが見つかった。
東電が、
4カ所で高い放射線が検出されたと、
昨日、発表した。
今回の4カ所5基のタンクは、
いずれも鋼板をボルトで締め込んでつくる「フランジ型」だ。
過日約300トンの汚染水が漏れたタンクと同じ型。
耐用年数は約5年程度。
敷地内にある約1千基のタンクのうち約350基がこのタイプだ。
東電は今後、水漏れを起こした「フランジ型」から、
溶接型に切り替える方針を発表している。
しかし、1週間ほどで設置できるフランジ型に比べ、
溶接型の設置には月単位の時間が必要となる。
一日に400トンの汚染水が出ていることを思うと、
2日半に千トンタンクを一基新設設置せねばならない。
フランジ型350基を溶接型に切り替えるためには、
2日半に一基新設のペースでは間に合わない。
さらにタンクに汚染水を貯めるだけでは、問題は解決しない。
仮にタンクの設置が間に合ったとしても
貯留した汚染水をどう処理するかの根本問題が解決されていない。
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自転車操業状態のタンク設置だが、こうした状況を知るにつけ、
今後もタンクからの汚染水漏れが相次ぐ可能性を強く感ずる。
5)シリア
アメリカのオバマ大統領は、
アサド政権による化学兵器攻撃が行われたシリアに対し、
軍事介入を決断したと語っている。
地上部隊は派遣せず、
(攻撃は)限定的なものになるとも述べている。
対シリア武力行使については、
議会が再開される9日以降に議会の承認を求めるようだ。
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なぜ武力行使なのか…、
どうも判断の根拠がハッキリしない。
しかもなぜ今なのか…。
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これらの問題に対し、
岸田文雄外務大臣は、31日夜、
アメリカのケリー国務長官と電話で協議し、
化学兵器使用疑惑のあるシリアの情勢改善と正常化に向け、
日米が緊密に連携する考えで一致したと報じられている。
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この協議は、日本側が求めたものとのことだが、
この日本の米国の立場を支持する表明は何を意味するのだろか。
安倍総理は、アメリカなどが攻撃に踏み切れば、
側面支援したい考えだという。
しかし、アメリカが攻撃の根拠とする報告書について、
決定的な証拠はないとの指摘もある。
イギリスも攻撃が否決された。
フランスを除く他の欧州や中東では攻撃に否定的な声も多い。
今回の日本政府のアメリカ支持表明は、
極めてリスクが高いし、それは正しい判断なのか。
その支持が、武力攻撃をも含むものであるなら、
国民に対して相当の説明が必要だ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・9・1 Seiji Ohsaka
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