徒然日記

8月1日 その2169『逢坂誠二の徒然日記』





函館は、どんよりした朝を迎えた。



8月に入ったというのに、

ここしばらく夏らしい青空の広がりが無く、

どんよりと雨がちの天候が続いている。



昨夜も一晩中、

雨が降ったり止んだりの状態だったようだ。



路面が濡れている。



今は、雨は落ちていないが、

いつ雨になってもおかしくない、

そんな雰囲気だ。



朝の気温は19度、

日中の最高気温は23度程度と予想されている。







1)共に生きる

昨夕、七飯町内で新規開設された

グループホームの開所式と祝賀会に出席した。



Create the Inclusive Society



〜わけない教育 分けない社会〜



この社会福祉法人は、

上記のようなことを理念として、

「すべての人々が地域で共に生きるために」を

大きな目標に掲げて活動している。



inclusiveとは、

「包括的な,含んだ、いっさいを入れた」という意味の形容詞だ。



この法人の出発は1997年だが、

当時、inclusive という概念が珍しい時代から、

それをキーワードに活動を続けている。



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昨夕の理事長さんの挨拶で、

最近、官も民も多くの場面で、

「共生や地域で共に生きる」ことが強調されるが、

その具体的な意味や課題が分かっていないと、

指摘していた。



まさに同感だ。



実は今、国政レベルでは与党も野党も、

地域や社会のあり方について、

スローガンとしては

似たようなことを言っているように聞こえる。



しかしその内容は、全く違っていることが多い。



特に福祉分野では、

同じ共生を議論していても、

個々人では解決し難い課題についてまで、

自己責任度合い高める方向で語られることが多い。



本来の共生は、個々人の課題を、

社会全体でどう分かち合うかの観点が重要だ。



こうした根本の違いがあるにも係わらず、

共生という言葉によって、

政策の違い、考え方の違いが見えにくくなっている。



最近の政策議論は、

一般に共有される言葉の概念を乗り越えて、

さらに深くその内容を吟味しなければ、

政策の違いが見えないことが多い。



注意が必要だ。



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昨日は、開所式後の祝賀会でも

多くの皆さんと意見交換をさせて頂いた。



その中で、幾人かの方から、

今後、日本の予算のうち、

福祉や医療分野、弱者対策などが、

後退することに対する懸念が伝えられた。



こうしたことに対して、

とにかく逢坂さんに頑張って欲しいとの、

意見も寄せられた。



こうした地域の切実な声を受け止めるためにも、

確実に着実に努力を重ねねばならない。







2)危機的

高血圧治療薬ディオバンに関する、

臨床研究でデータ操作などの、

不適切なことが明らかになっている。



これは、日本の製薬、創薬にとって危機的な事実だ。



もしこの不適切さが、

日本の構造的な問題だとすれば、

日本の臨床研究が、世界的に信用されなくなる可能性が高い。



これは製薬分野だけにとどまらず、

日本にとって極めて大きな打撃だ。



こうした不適切な現実は、

科学への裏切り行為だ。



失われた信頼の代償はあまりに大きい。



薬を経済の成長戦略に据えるというならば、

産官学のあらゆる分野が協力し早急に、

臨床研究体制を見直す必要がある。







日韓、日中関係など、

近隣諸国との関係に暗雲が立ち込めている。



なんとも心配な状態だ。



心をささくれだった状態にしない、

細心の注意が必要だ。







今朝も次の三ヶ所で街宣を行う予定だ。



7時55分:函館駅前

8時25分:五稜郭駅前

8時55分:本町交差点



さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・8・1 Seiji Ohsaka

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