徒然日記

7月28日 その2165『逢坂誠二の徒然日記』





昨夕から、

いけまぜ夏フェス

2013inよいちに参加してい.



今朝は、余市紅志高校の教室で朝を迎えた。



学校独特のにおいのする床に寝転がって一晩を過ごしたが、

昔と違って今の学校は綺麗だ。



空全体に雲が広がっているが、

雲の切れ間から青空が見える。



今の気温は21度程度。



朝から午前は雲が多いが、

次第に晴れ間が多くなるとの予報だ。



日中は27度程度になる見込みだ。







1)いけまぜ

「いけまぜ」は、

障がい児の皆さんを中心とする、

一泊2日間の屋外活動をメインする宿泊イベントだ。



このイベントを提唱する小児脳外科医の

高橋義男先生の理念に共鳴し、

数年前から応援しているが、

私自身、一泊するのは初めてだ。



==以下は開催要領からの引用==



障がい児だって健常児と同じ感情を持っています。



もっと「外に出たい!」「何かしたい!」そんな思いを持ちながら、

障がいがあるということだけで、

あきらめなければならない子どもたちが数多くいます。



そんなこどもたちが自由に飛び出していける社会を創るためには、

何が一番大切だと思いますか?



それはスロープでもなく、エレベーターでもなく、

「人が理解してくれること」だと私たちは思っています。



彼らが私たちと同じ感情をもち、同じように楽しいことを楽しんで、

生きたいと思っている、と真に理解すること。



そして、たとえ歩けなくても、話せなくても、

彼らにもたくさんの能力があるということ。



それらを社会一般の人が理解することで、

彼らの「真の障害」をクリアすることができる、

と私たちは思っています。



できるだけ多くの人に、障がい児と接する機会をもってもらい、

それを肌で感じていただけたら、

そして、彼らと楽しい時間を共有してくれたら、

また、その時間を自分自身の糧にしてくれたら、と思います。



そんな「いけまぜ」の世界は誰もが少しずつ助け合って生きる、

優しい社会。そんな時代が早く来ることを願って・・・。



== 以上、引用終了 ==



「いけまぜ」、ちょっと聞き慣れない言葉だ。



私も最初、この言葉を聞いた時、

「??」という印象だった。



これは、障がいのある方も、ない人も、



「生きる、混ざる」、



それが「いけまぜ」なのだ。



みんな同じ人間だべ、

それが北海道のいろんな地域に広がってほしい。



そんな思いがつまった、

北海道の夏のキャンプイベント。



以下、関連HP。



http://homepage3.nifty.com/ikemaze-niwatoriclub/3.htm



https://www.facebook.com/niwatoriclub?ref=hl



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今日も朝から「いけまぜ」に参加だ。







2)政治不在

政治が機能していない。



今の時期、

そんなことを思っている人は、多くないと思う。



安倍政権の経済政策も上手く行っているようだし、

総理も世界を駆け巡り外交活動に奔走している。



だから政治が機能していないなんてとんでもない話であり、

十分に機能していると感じている方は多いのではないか。



しかし私は、政治が機能していないと、

強い危機感を持っている。



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経済の目的は、

モノ、サービスや情報等のやり取りを通して、

そこから効果的、効率的に利益を最大化すること、

及びその経済規模の拡大と言わている。



この経済は、原則的に、

社会の不都合を是正したり、

経済合理性に合致しない活動を行うことはない。



地域や個人、法人や団体間の格差があろうが、

それらを是正する役割を経済は持っていない。



人間が生きるために最低限必要なモノやサービス等を、

経済合理性を度外視して提供する義務も経済は負っていない。



資本主義自由社会において、

経済活動が活発化することは、

原則として喜ばしいことだが、

その活動によって生じた社会の歪みや

不都合を解決するのは経済ではない。



経済活動が活発化し、

景気が良くなっただけで、

多くの国民が必ずしも幸せになるとは限らない。



経済活動による社会の歪みや不都合を是正し、

どうすれば多くの国民が幸せになれるかを考え、実行する役割は、

主に経済以外が果たさねばならない。



その中心を担うのが政治なのだ。



しかし今は、景気が良くなれば、

多くの国民が幸せになれると勘違いし、

経済の動きにばかり目を奪われて、

真の政治の役割を見失っている。



特に安倍政権からは、

その真の政治の役割を放棄したかの印象を受ける。



まさに政治の不在なのだ。



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外交も然りだ。



経済団体を引き連れて、多くの国を回り、

モノを売り込んだり、原材料の購入をするなど、

一見、外交の成果が上がっているようだ。



もちろんこれは必ずしも悪いことではない。



しかし、経済の取引は、

その時、その場の損得勘定に左右され、

それは永続的な信頼関係に繋がることばかりではない。



ましてや、日本国内において事故収束が出来ず、

賛否の色々ある原子力発電所を売り込むことは、

人としての倫理にもとるものだ。



外交においては経済も重要だが、

さまざまな分野を通し、

お互いの立場の違いを乗り越えて、

永続的な信頼関係を築き上げることが重要だ。



モノ等の売り買いが成立することも重要だが、

外交の神髄は、打算を乗り越えた、信頼関係を築くことだ。



それを大きく担うのが政治だ。



安倍政権の外交を見ていると、

前近代的、重商主義的な

短期的自国の利益を追求している姿にしか見えない。



もちろんこれは、経済という側面からは、

必ずしも否定されないことだが、

政治が担うべき役割は、

この経済的利益を超越した真の信頼関係の構築だ。



さらにもう一つ外交において重要なことがある。



それは隣近所、近い国の皆さんとの関係だ。



外交の出発点、肝要な点は、

近隣諸国とどれほど仲良くやれているかだ。



ところが現在、日中、日韓は、

二進も三進も行かない状況になっているばかりか、

安倍総理のいう毅然とした態度に拘るあまり、

その打開の道は必ずしも見えない。



今は、外交の基本部分に、

政治の役割が欠落している。



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今の時期に、政治が機能していないなんて、

多くの人は信じられないかもしれないが、

政治の真の役割を思えば、思うほど、

政治が機能していないと思わざるを得ない。



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政治とは、

合理的に答えの出ることばかりをやることではない。



経済や社会一般の合理性、

論理性を超えたところに政治の役割があり、

それだからこそ、政治は面倒で厄介なものなのだ。



今の純粋で理論的な政治家には、

このことが分かっていないような印象を受ける。



特に安倍政権や我が党の一部の政治家からは、

政治の真の役割を理解していない印象を強く受ける。



だからこそ、古臭い政治家が、

頑張らねばならないのだ。







今日は「いけまぜ」に参加し、

夜には帰函する予定だ。



函館はGLAYで、

きっと大盛り上がりのことと思う。



さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・7・28 Seiji Ohsaka

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 日中、日韓の関係を民主党が悪くしたと言っている人がいますよね。
    TPPは安全保障とからんでいるから入るしかないという人もいますし、最近は70代以上の方と若者が戦争をしたがっている人が多いという
    記事をみつけたり、なにがなんだかよくわかりません。10年後どうなっているのでしょう。

  2.  政治の役割についてのお考えに賛成です。
     
     経済の分野で何でも自由にしたら弱肉強食の社会になってしまいます。逆に旧共産圏のような計画経済にしてもうまくいきません。資本主義のもとで、資本の論理が強く出過ぎて働く人、生活する人にしわ寄せがこないよう、ルールを決めるのが政治だと思います。
     今、世界的に見ても、サッチャー・レーガン時代以来の自由化路線が曲がり角を迎えていると思います。米国では所得上位1%の人に富が集中。欧州では南欧を中心に失業率が非常に高くなっています。また、先進各国が大幅な金融緩和をした結果、新興国でバブルが発生した後に崩壊し始め、途上国は食糧価格の高騰などに苦しめられています。エジプトなど政情不安の国も増えています。
     アベノミクスも早晩、大きな壁にぶち当たるのではないでしょうか。

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