徒然日記

2月6日 その1995『逢坂誠二の徒然日記』





昨日は、函館で仕事をした後、

札幌入りしている。



札幌の夜明け前は、

雲が広がっているようだ。



今の気温はマイナス5度程度。



日中もマイナス1度、真冬日の予報だ。l



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昨日は、朝の東京からの飛行機が、

函館空港降雪のため、

上空待機を余儀なくされた。



結局、一時間ほど帰函が遅れてしまった。



さらに午後の札幌への飛行機が、

雪のため欠航となりJRでの移動となった。



そのため札幌での用務は、

一つは欠席、

もう一つは遅れての参加となった。



立春は過ぎても、まだまだ二月。



北海道は、まだ真冬状態が続いている。







1)ネットによる選挙運動

選挙運動へのインターネット利用を

解禁する方向で議論が進んでいる。



私も、今の時代状況を思うと、

その方向だろうと思うし、

現に、3年前の参院選挙の直前には、

与野党がその方向でほぼ合意していた。



選挙運動へのネット利用に関し、

なりすましや、

ハッキングなどのセキュリティへの対応など、

幾つか課題も指摘されている。



これらについては、

法案提出までに十分な議論を積み重ねて、

与野党ともに納得のできる内容とすべきだが、

あまり顕在化していない議論が二つあると感じている。



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一つは、お金と手間が、

相当にかかることになる点だ。



一般的に、ネットによる周知方法は、

印刷物に比較してコストが安いと言われている。



確かに一般論は、そうだと思う。



しかし選挙は、

期間を区切ったある種の競い合いだ。



印刷物と違って、ネットは、

即時、追加修正、進化が可能な媒体だ。



そうなれば、

より良い媒体への進化を巡る競争が

激化する可能性がある。



さらに時々刻々と変化する選挙情勢に対応するための、

リアルタイムでの情報発信が求められる可能性も高い。



こうしたことに対し、

常時、専門家を雇って対応する必要が想定され、

コストの増大など、様々な懸念が生まれる。



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二つ目は、

インターネットそのものの公平性、平等性を、

誰がどう保障するのかの問題だ。



例えば、検索エンジンは基本的に選挙に関係がなく、

今となっては日常的に利活用されている。



しかも特定の検索エンジンが、

特定の情報を検索しやすくすることは可能だ。



これが選挙に悪用されないかの懸念だ。



また情報をどのサーバーに置くかによって、

その情報へのアクセス状況が変わってくる。



サーバーや回線の情報取り扱い能力の差によって、

情報へのアクセスに差が出る可能性がある。



紙媒体なら、

デザインから紙質など、様々なものを、

自己責任で判断することが可能だ。



しかしサーバーや回線の質や能力となれば、

必ずしもそうはならない。



こうした問題にどう対応するのか…、

これらは、あまり議論が無いようだが、

対応を迫られる課題になると思う。



こうした点も、十分に考慮した法案とする必要があろう。







2)フリッポ・グロード神父さん

昨年12月25日、クリスマスに85歳で逝去された

フリッポ・グロード神父さんを偲ぶ会が、

函館市内で開かれた。



グロード神父さんと私の直接のかかわりは、

私が函館に来てからのお付き合いだから、

ここ4、5年のことだ。



しかし、私にとって、グロード神父さんは、

函館野外劇を通した特別な存在だ。



函館野外劇は、

昨年、25回、四半世紀の節目を迎えた。



私は、

函館野外劇の黎明期のころ、

ニセコ町役場職員として

全国の地域づくりなどの勉強していた。



その頃、グロード神父の話を伺う機会があった。



あんなことができるのだと、

それは鮮烈だった。



その後、縁があって、

函館野外劇の原点ともいえる

フランスのル・ビディフにもお邪魔した。



そして函館での出会い…。



私にとっては、

神様とも言える方との出会いだった。



「逢坂さん、頑張ってください。」



神父さんは、いつも私を励ましてくれた。



グロード神父さん、有り難うございます。



そして安らかにお眠り下さい。



合掌。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・2・6 Seiji Ohsaka


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