徒然日記

1月29日 その1987『逢坂誠二の徒然日記』





都内は雲のない朝を迎えた。



外に出て、昇る朝日を眺め、

振り返ると西の地平線付近には、

沈みかけている大きな月が見える。



気温3度、スッキリした朝だ。



日中は11度程度まで上がる見込みだ。



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昨日は、都内で幾人かの方と懇談し、

今後のことも相談させて頂いた。



地元活動をしっかり行うことは当然だが、

生活をどう維持し、どうエネルギーを蓄えるか、

それも極めて大事だとの話も多い。



生活に緩急をつけて、

厳しい時期を乗り切らねばならない。







1)所信表明

昨日の国会で第二次安倍内閣発足後、

初の所信表明演説が行われた。



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デフレと円高から抜け出せず、

国民の所得と産業の競争力が失われ、

真面目に働いても暮らしが良くならない経済の危機。



東日本大震災からの復興の危機。



領土・領海・領空や主権に対する挑発が続く

外交・安全保障の危機。



陰湿ないじめが相次ぎ、

学力の低下が危惧される教育の危機。



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上記4点を日本の危機だと指摘した上で、

「経済再生」「震災復興」「外交・安全保障」

に絞り込んだ演説だった。



目指す国家や社会の姿、

経済のありよう、

原発などエネルギー問題、

地方のあり方、

教育のあり方など、

今の時期に語ってもよさそうなことには、

全く言及がなかった。



また選挙中に述べていた、

改憲、国防軍などへの言及もない。



弱者、生活者、地域の目線もない。



まさに経済に大きく的を絞った演説だったが、

その経済すら、

どういう社会を基本とする経済なのかも

十分には見えてはいない。



円安と株価上昇だけで、

国民は本当に幸せにはなれないのだ。



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2002年から2008年まで、

日本の名目GDP(年率換算)は21兆円増したが、

多くの皆さんにとって実感のない好景気だった。



多くの大企業が過去最高収益になったが、

サラリーマンの所得は4兆円減。



逆に資本家の所得が25兆円増加した。



資本家から労働者への

利益分配がなされていないことが問題であり、

この社会構造の転換も同時に達成しなければ、

格差の拡大や実感のない好景気となりかねない。



そのため、

高齢者や女性の雇用、

中小企業対策、

6次産業化など地域経済を支える仕組み、

非正規雇用問題やセーフティネットをどうするか等について、

具体的な取り組みが必要なのだ。



こうした点も含め、

国会で論議すべきポイントは満載だ。





以下、所信表明のポイント。



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卑劣なテロ行為は決して許されず、断固非難する。

事件の検証を行う。





私はかつて病のために職を辞し、

大きな政治的挫折を経験した。

過去の反省を教訓として心に刻み、

丁寧な対話を心掛け、

真摯に国政運営に当たっていく。





最大かつ喫緊の課題は、経済再生だ。





次元の違う大胆な政策パッケージを提示する。

「強い経済」を取り戻していこうではないか。





金融政策、財政政策、成長戦略の

「三本の矢」で経済再生を推し進める。





金融政策は、2%の物価安定目標を早期に実現することを含め、

政府と日本銀行が、

とりまとめた共同声明の内容を実行していくことが重要だ。





行政の縦割りを排し、

復興庁がワンストップで要望を吸い上げ、

現場主義を貫く。今般の補正予算でも思い切った予算措置を講じる。





基軸となる日米同盟を一層強化し、

日米の絆を取り戻す。





国境離島の適切な振興・管理、

警戒警備の強化に万全を尽くす。





北朝鮮に「対話と圧力」の方針を貫き、

拉致被害者の安全確保及び即時帰国、

拉致真相究明、拉致実行犯の引き渡しの3点に向けて、

全力を尽くす。





最大の危機は、日本人が自信を失ってしまったこと。





「自らの力で成長していこう」という気概を失っては

明るい将来を切り開くことはできない。





自らへの誇りと自信を取り戻そうではないか。





「強い日本」をつくるのは、私たち自身だ。



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2)話を聴く会

有志の皆さんが、今月から6回連続で、

「逢坂誠二の話を聴く会」を企画してくれた。



私の現状を色々と慮ってのことだ。



本当に有り難く思う。



今日は、その第1回目だ。



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第一回 逢坂誠二の話を聴く会

                             

日時:2013年1月29日(火)18時45分~20時45分



会場:札幌エルプラザ4階大研修室



テーマ:民主党政権の三年三ヶ月



参加費:1,000円



参加申込先:ohsakakikukai@gmail.com

(電話&Fax:011-512-3926)



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今後の予定



2月26日 「“原子力社会”を考える」

3月26日 「政治とは何か?」

4月23日 「自治と民主主義」

5月28日 「日本を、地域を、どう捉えるか」

6月25日 「再生に向けて」



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今日、申し込んでも参加できるものと思う。



せっかく企画いただいたチャンス、

多くの皆さんにおこし頂きたい。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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    2013・1・29 Seiji Ohsaka


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皆様のコメントを受け付けております。

  1. 本日の報道で、政府は「一括交付金を廃止し、省庁毎の補助金に戻す」とのこと。
    どう考えても後退に見えるが、どういう理由で廃止に至ったのか?

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