徒然日記
『逢坂誠二の徒然日記』 その1071
日中は、時々晴れ間ものぞくようです。
都内の予想最高気温は10度です。
函館は真冬日の予報となっています。
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今年もあと二週間余となりましたが、
年内にやるべきことは、
まだまだ山のようにあります。
しかし、この時期は、
徐々に来年のことも頭をよぎります。
新年に備えるため、
2010年版の天文年鑑を購入しました。
新しい天文年鑑を手にすると、
ワクワクすると同時に、
年の移ろいを感じます。
1)市町村合併
昨日は、平成の大合併を検証するような、
場面がいくつかありました。
合併をしたことによって、
良くなったと思われる地域もありますが、
総じて合併の評価は良くないところが多い印象です。
・ 国の強い誘導があったこと
・ 三位一体改革など強い財政制約があったこと
・ 自主的判断ができなかったこと
何か財政制約に追い立てられるように、
将来の地域の姿を
十分に考えないままに合併を選択した…。
合併すれば地域が良くなるような
何となくのイメージがあった…。
こんな漠然としたムードと
合併が当然との流れの中で、
とにかく合併をした。
その結果、
・ 予想ほど行財政が効率化しない
・ 衰退に拍車がかかる地域が出る
・ 旧自治体間の対立やサービス格差が顕著
・ 地域に対する愛着が薄れる
・ 地域づくりに対する一体感が薄れた
こんな状態に陥って、
総じて合併への評価は低いようです。
平成大合併に対しては、
辛口の点数をつけざるをえません。
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今後は、自治体の自主性を尊重しながら、
多様な自治の形を念頭に置くことになりますが、
同時に合併自治体の課題にどう対応するかも
重要なこととなります。
3)緑の分権改革
昨日、原口大臣をトップとする。
緑の分権改革推進本部を総務省に設置しました。
これは自然環境などの地域資源を活用し、
食料やエネルギーの自給力を高め、
地域の創富力向上をめざす取り組みです。
これまでの地域づくりは、
人材や資金が都市圏に集中するものでした。
今後は、地域の自治体や企業、
さらにはNPOなどが連携し、
地産地消や太陽光発電などを進めることで、
地域に資金循環や雇用を創出すること狙っています。
今後は、
自治体への権限や財源の移譲という、
国と地方自治体間の縦の分権に加えて、
地域づくりに対する面的な分権を進めることで、
日本の元気復権を目指していきます。
3)会議&会議
昨日も今日も、
出席すべき会議が、同時刻に重なるなど、
随分と日程が輻輳しています。
永田町・霞が関では、
会議の開催が直前に決まったり、
会議が重なることは珍しくないのですが、
最近はその頻度が高まっています。
ネットサーフィンという言葉がありましたが、
今日も会議サーフィン状態です。
今日は新月です。
何もトラブルのない
静かな一日であることを祈っています。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2009・12・16 Seiji Ohsaka
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