徒然日記
10月6日 その1888『逢坂誠二の徒然日記』
寒さで目が覚めた。
ついこの間まで、
暑くて寝苦しい状態だったのに、
北の秋は足早に深まって行く。
昨夜、最終便で帰函した。
函館は雨の朝を迎えた。
今朝の気温は12度、
日中は20度程度の見込みだ。
1)原子力
原子力規制委員会が、
停止している全国の原発について
再稼働の判断にはかかわらない、
との見解をまとめている。
委員の説明によれば、
規制委が個々の原発を安全だと判断することは、
再稼働を認める場合の「必要条件」だが、
「十分条件になるかは別問題」と指摘しているが、
同感だ。
原発の稼働、再稼働、新増設は、
安全性だけの問題で決まるものではない。
エネルギー政策全体の中で
判断されるべきものなのだ。
仮に全ての原発が安全だと判断されても、
他に代替する電源があれば、
安全だと判断された原発を
無理に稼働させる必要がない場合も当然にあるだろう。
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福島第一原発事故の現状を見て、
国民の多くの皆様が脱原発を望んでいることは明らかだ。
仮に多くの原発が安全だとのお墨付きを得たとしても、
原発ゼロを明確な目標として、
その具体的実現を目指すのが政府の役割だ。
原子力ゼロに向けた現実的な工程表を
早急に作り上げるのが、政府の役割だ。
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今回、発足した規制委員会は、
政府からの独立性が強い仕組みになっている。
しかし、それは安全性に関する独立性であり、
安全と判断された原子力発電所を稼働させるかどうかは、
原子力ゼロに向けた現実的な工程表に則って、
政府が判断すべきことだ。
この点を履き違えてはならない。
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とにかく、
ゼロ目標に向けた現実的な工程表づくりを
急がなければならない。
・
立地自治体
・
電力融通の限界
・
電気料金への影響
・
核燃料サイクルと使用済核燃料処理
・
発送電分離や送電網整備
以上など、工程表づくりのうえで、
考慮し克服すべき点は極めて多い。
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大きな目標に向かって、
着実な歩みを続けること、
国民の皆様に説明をし続けること、
とにかくその動きを早急に開始しなければならない。
2)移ろい
有楽町駅ガード下に、
いつも靴磨きの方がいた。
独特の磨き方でファンも多かったものと思う。
私も、近くを通る際には、年に何度か利用していた。
ところがこの春頃から、
その靴磨きの方の姿が見当たらなくなった。
病気にでもなったのだろうかと心配していた。
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ところが先日、交通会館の前を通ると、
蝶ネクタイに鳥打帽を被った靴磨きの皆さんがいる。
そのうちの一人は、なんといつものあの方だ。
以前は、白いワイシャツにノーネクタイ、
黒っぽいズボンという、
普通の服装で営業していた。
それが蝶ネクタイに鳥打帽とは驚きだ。
話を伺うと、
路上営業ができなくなり、
出店を見合わせていたとのこと。
ところがファンからの問い合わせが多くあり、
それを聞きつけた、ビルのオーナーが、
靴磨きは有楽町の文化として
ビル敷地内での営業を認めてくれたのだという。
その際に、多くの人のアドバイス等もあり、
従前の普段着風の雰囲気から、
英国風の若干気取ったスタイルに変更したのだという。
いずれにしても、
復活して何となく嬉しい気分で、
靴を磨いて貰った。
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そんな復活の一方で、
丘珠空港の「おかだま食堂」が、
先月30日で閉店したという。
空港ビルの2階にあるこの食堂は、
早い飛行機に乗る際に、
たびたび朝食などで利用させて頂いていた。
特に空港側の大きな窓に面したカウンター席で、
滑走路やエプロンを眺めながら、
蕎麦とオニギリの蕎麦定食を頂くのが常だった。
ところが丘珠空港からANAが撤退し、
年間30万人台の利用者が、
半数以下の12万人台に激減した。
この影響もあり、
食堂の経営が立ち行かない状態になったという。
丘珠空港の魅力の一つ「おかだま食堂」の閉店は、
なんとも寂しいことだ。
今日は、北斗、森、八雲で活動の後、
15時からサンリフレ函館で、
第26回オープンミーティングを開催する。
予約なしで、どなたでも参加できる。
初めての方も奮ってご参加頂きたい。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2012・10・6 Seiji Ohsaka
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