徒然日記

8月19日 その1842『逢坂誠二の徒然日記』



函館は薄雲の広がる朝を迎えた。

函館の予想最高気温は30度だ。

一昨日夜から、携帯電話が故障し、
全く使えない状態だった。

昨日午後、修理不能ということで、
代替機に交換することになった。

携帯が機能しないと、
電話も来ず、静かな朝となったが、
連絡不能だと、当然、一抹の不安がある。

午後になんとか通信が回復したが、
各種アプリなどの再設定に手間がかかるのが、
玉にキズだ。

1)政治塾
18日、函館での、
第二期「おおさか政治塾」を開講した。

今年の受講生は6名、一名が女性だ。
大学生も一人申し込んでくれた。

大人数を集めて、
政治勢力の拡大のため、
あるいは政治家人材発掘のために
開催する政治塾も多いようだが、
私の政治塾はそれとはちょっと趣が違う。

少人数、ゼミのような形式で、
全て私が、直接担当して行う。

テーマは、
民主主義、自治、政治、地域振興などだが、
今年は、原子力も課題にする予定だ。

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私は、何かものを成すには、
基礎や基本理念が大事だと思っている。

しかし、最近のマスコミ報道や、
世間の雰囲気を見ていると、
この基礎部分が欠落したまま、
具体事例の議論や応用問題に入ってしまう。

その結果、ものの本質を外した
場当たり的な論旨や
イメージによる判断が横行する。

こんなことを繰り返していると、
ものをあまり深く考えずに、
その場だけを取り繕って、
結論だけを急ぐ、そんな世間になってしまう。

私の政治塾は、多くの場面で、
ついウッカリ見過ごしてしまいがちな
基礎的なことを
皆で勉強することを目的に行っている。

そのことによって、
世間や政治を見る目を
少しでも養ってもらいたいとの思いからだ。

政治は世間と大きく乖離することはなく、
世間を鏡に映したようなものだと言われる。

しかし政治が、
世間と全く同じ価値判断するだけだとするなら、
政治の役割はない。

政治には、世間とは少し違う、
国民の皆さんがともに高まりあえる、
そんな判断することが求められる。

政治家たらんと欲する者は、
ものの本質見極める、
基本理念の醸成が必要なのだ。

その意味で、
私もまだまだ不十分だし、
日々研鑽の連続なのだが、
政治塾で、塾生の皆さんとともに学び合うことが、
私にとっても大きな勉強だ。

昨日は、塾生の自己紹介や、
私の生い立ちの話など、
オリエンテーション的なことを行った。

次回から、具体的なテーマを設定して、
講義、議論を行うこととしている。

参加頂いた塾生の皆さんには、
心から感謝している。

2)子ども子育て
18日、私立幼稚園の関係者が集って、
今後の子ども子育ての新しい仕組みについての
勉強会が行われた。

講師は、私も一緒に仕事をした内閣府の担当者だ。

社保税一体改革については、
消費税率の引き上げばかりに焦点が当たるが、
子ども子育て分野など、
個別施策にももっと光を当てねばならない。

昨日の勉強会は、多くの皆さんに、
政府の考え方、三党協議の経過なども
多少なりともご理解頂けたものと思う。

3)ビアパーティ
昨日、笹田浩道議のビアパーティーが、
八雲町内で開催された。

私も、お邪魔して、激励させていただいた。

参加者の皆さんからは、
衆院任期切れまで一年となっていることを踏まえて、
逆に私に対して、多くの激励を頂いた。

感謝、感謝のビアパーティーだった。

4)ネット
30年ほど前、ネット上での議論に将来性を感じ、
友人とPCを利用したコミュニケーションを開始した。

それ以来、ネット上のコミュニケーションを多用してきた。

しかし、ここ数年、
ネット上のコミュニケーションに限界を感じつつある。

現在、ネット上には、
全く事実無根の流言飛語が横行するばかりか、
見るも無残な暴言が飛び交っている。

もちろん黎明期にも、そんなことがあったが、
これほど酷いものではなかった。

こうした流言飛語の類は、
一たびネット上に流れ出て、
コピーが繰り返されると、
ほぼ二度と消せない状態になってしまう。

こうしたこともあって、
インターネットの本来の良さである開放とは逆の、
閉じられた空間であるSNSが生み出された。

しかしSNSであるにも関わらず、
匿名での利用者も多く、SNSの意味を失いかけている。

たぶんネットは、こんなことの繰り返しで、
時間が流れて行くものと思うが、
この混沌状態がどうなって行くのか…。

ネットに限らず、あらゆる分野において、
大衆化が進めば様々な課題を孕むようになるが、
ネット上の課題は、
まさに社会全体の課題に相似している。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2012・8・19 Seiji Ohsaka

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