徒然日記
刑事司法改革は待ったなし 【25年9月16日 『逢坂誠二の徒然日記』8294回】
そう言いつつも、今日も地元を歩き、午後には登内で常任幹事会です。
1)刑事司法改革は待ったなし
先日、佐賀県警は、科学捜査研究所(科捜研)で、職員が実際には行っていないDNA型鑑定を実施したように装う虚偽や、鑑定結果に関する書類の日付改ざんの不正行為をしていたと明らかにしました。
<不正の概要>
*期間:2017年6月〜2024年10月(7年以上)
*担当件数:この職員は計632件のDNA型鑑定を担当
*不正件数:計130件
<不正の内容>
=虚偽報告
*実際には鑑定していないのに「実施した」と装う → 9件
*「人由来の付着物は認められなかった」など虚偽の回答 → 複数件
=証拠品の不正処理
*鑑定に使ったガーゼなどを紛失
*実物ではなく新品を返却 → 4件
=書類の改ざん
*鑑定結果に関する書類の日付を改ざん
<検察への影響>
130件のうち 16件は殺人未遂や不同意わいせつ事件などで検察庁に送付。
ただし佐賀地検は、処分決定や公判に証拠使用された例はなし。捜査・公判への影響はなかったと発表。
以上が今回アウトラインですが、出鱈目の極みと言わざるを得ません。そもそもこの職員の行為は論外ですが、7年以上にもわたり不正が見過ごされていた背景には、明らかに内部チェックや監督機能の欠如など、組織的な問題があります。
佐賀地検は「捜査や裁判に影響なし」と説明していますが、その根拠や因果関係について十分な説明はありません。不適切な鑑定結果は、有罪・無罪の判断に直結し得るものであり、軽々に「影響なし」と結論づけることは到底できません。
また、他の科捜研で同様の事案がなかったかどうかも含め、政府は徹底的に実態を調査し、その結果を国民に公表すべきです。加えて、警察や検察の身内だけで調査するのではなく、第3者の目による検証が不可欠です。
この問題は「えん罪防止」や「刑事司法の透明性」に直結する重大な課題です。日本の刑事司法改革の取り組みは、もはや一刻の猶予も許されません。
【25年9月16日 その6597『逢坂誠二の徒然日記』8294回】
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