徒然日記

町営自動車整備工場/逢坂誠二 7919回

夜明け前の都内、多少雲がありますが晴れ、東の空が明るくなっています。気温24度程度です。日中も晴れ、34度になる見込みです。今日は三日月が見えるでしょうか。

1)町営自動車整備工場
昨日も、奥尻を回りました。
以前も何度もお邪魔している、町営の自動車整備工場を、朝一番に訪問しました。自動車整備工場を町が行なっていることに驚く方も多いと思います。

奥尻島内で使う自動車も整備や車検が必要です。しかし島内には民間の整備工場はありません。仮に民間が整備工場を営業しようとしても開業には相当の経費を要するばかりか、赤字になる可能性が大です。この状態では、自動車整備工場を開業しようとする民間がないのは当然です。しかし島民が島内で当たり前の暮らしをするために自動車整備や車検は必要不可欠なサービスです。

地域の皆さんが、当たり前の暮らしをするために必要不可欠なサービス。

しかしそれを民間が提供できない事情のあるもの。

こうしたものは、公共サービスとして官が提供する可能性のあるものなのです。

役所の仕事とは何であるかを紋切り型に決めることができそうな気がしますが、そう単純ではありません。自動車整備工場も公共サービスとなり得るのです。

役所の仕事は、時代、場所、分野の違いによって、融通無碍とも言えるのです。

奥尻町営自動車工場は、公共サービスとは何かを考える上で、重要な示唆を与えてくれます。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。

【24年9月6日 その6222『逢坂誠二の徒然日記』7919回】

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    役所の仕事は融通無碍、時と場合、与えられた条件下で、住民の生活・権利と
    法を犯さないならば、何をやっても良いというのは、正にその通りだと思います。
    また、同時に、民間が行政の仕事の一部を任される事も、同様に「あり」だろう
    と思います。

    しかし、これはやってはならないと言う事も確かにあります。その例として
    筆頭に挙げられるのは、悪い味での「第三セクターによる会社」でしょう。
    例えば、当地にコミュニティ放送局がありますが、設立当初は民間企業として、
    社長自ら頑張って営業していましたが、10年後、どこからか企業努力を
    せずとも収益をあげられる知恵を授けられたのか、三セクとなりました。
    当時の市長へ社長営業を掛けた気配濃厚です。社員数6,7人の「行政資本」
    の民間会社に変身!

    その結果、民間であった時期の役員報酬は100万円台であったものが、
    三セクになった途端、1000万を軽く超え、今や2000万円になろう
    としています。原因は、局そのものが行政の出先庁舎に入り、設備の更新、
    新規設置は行政持ち、行政情報発信費用として年間数千万円の収入を
    公金から得ているからです。

    なんでこんなことを知っているのか?不思議にお思いでしょうが、局が民間
    企業として出発した際、貧者の一灯で、株主になったので、毎年、経営報告書
    を送ってもらっており、そこに全てが書かれているからです(苦笑)。

    民間が公金を食むことほど、楽で美味しいいことは無いようです。企業努力が
    要りませんもの。赤字になりそうなら、行政に抱き着けば、三セクである手前、
    行政も公金を支出せざるを得ないですよね。

    何でもかんでも自民党政治のせいにはしませんが、こうした事柄を間近に見て
    いると、何やら自民党の利権政治と同様の鼻の曲がりそうな匂いがプンプン
    として来る思いです。

    国民は、皆、自民党の利権政治の事は十分に理解していると思います。それ
    でも、野党に政権が移らないのは、何をするのか見えないからだろうと思い
    ます。もっともっと明確に、見せる事、知らせることに注力をすべきなの
    だろうと思います。

    うらべ
    ――――――――――

  2. (追伸)
    因みに、これまで株主への配当は全くありません。
    また、有るとしても、現状では受け取ることは出来ませんね。

    うらべ
    ―――――――――――

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