徒然日記
トップを選ぶ/逢坂誠二 7902回
1)トップを選ぶ
立憲民主党の代表選挙、自民党の総裁選挙が始まります。
誰が出馬するかは大事なことですが、もっと大事なことはトップになって何をするかです。誰が出るかだけに注目が集まっていますが、それ以上に、理念や国家観が大事なのです。
個々人の尊厳が大切にされ、日本の文化や伝統を踏また真の主権国家として誇りの持てる国、これが私のめざす日本です。
日本は大国主義や覇権主義ではなく、小さくとも世界の中でキラリと輝く国でありたいと、私は願っています。
国家の基盤を強化するのは教育です。国民の命と暮らしを守るために、食料、エネルギー、情報の自立は必須です。
憲法13条に「すべて国民は、個人として尊重される」とあります。
憲法25条は「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」です。この13条と25条を常に意識しながら、私は日々の取り組みを進めています。
どんな理念のもとで、どんな国をめざすのか、それがトップ選びの最も重要なポイントなのです。年齢、ジェンダー、さらに刷新感、こうしたことも重要なことですが、政治的な理念、国家像が空っぽでは意味がありません。
誰が立候補するかで報道が加熱しかけていますが、理念、国家像、政策をキチンと報じなければなりません。
日本は今、先進国の一角から転落しかかっていますが、国家の将来像を議論することなく、当面の耳目を集めることばかりに終始したために、こんなことになっているのです。
周囲をキョロキョロと眺め、相手の雰囲気を見ながら出馬のタイミングを窺うようなことではなく、大ぶりの理念、国家観、さらに政策を語ることこそが重要です。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【24年8月20日 その6205『逢坂誠二の徒然日記』7902回】
逢坂誠二への個人献金はこちらです。
ohsaka.jp/support/donation.html
皆様のコメントを受け付けております。
-
-
私も憲法25条大好きです!
前文も!9条も!もちろん13条も!
この先の未来もこの素晴らしい憲法理念が護られ、平和な世の中でありますように!!!
応援してます!!!
こんにちは。
「日本は今、先進国の一角から転落しかかっていますが、国家の将来像を議論する
ことなく、当面の耳目を集めることばかりに終始したために、こんなことになって
いるのです。」
その通りだと思います。
日本の国は曲がり角を上手に曲がれるか否か。既に、第3コーナーでは、転び、
慌てて、進む方向を間違えたと思います。残る第4コーナーは、その間違いを
修正できるか否かの瀬戸際。
聞くところによると、最終コーナを上手く回る先頭に立つ必要のある政治の
世界で、次の首相を担うべく自民党の若手の総裁選立候補者が出たとのこと
ですが、安倍一派は第3コーナーで転んだ責任を負うべき政治家たち。
そこから、何の反省もなく出ると言うのですから、自民党がとっくの昔に
消費期限が過ぎ、腐臭を放ち始めている証左ですね。
小は都知事候補、石丸氏、中は兵庫県知事、斎藤氏、大は政権政党総裁候補、
小林氏。どれもこれも、似た匂いを感じませんか? 私には、これらの人物
が同類に見えます。適当に名前を入れ替えても、さして大きな違いは無い。
3者の経歴に共通したところがありますよね。日本の最高レベルの大学を出て
いる事です。また、石丸氏は公立中高の出身ですが、他の2氏は、私立中高
一貫進学校出身。後者について、小職の感じるところがあります。どちらも
中学受験を経てきていること。この中学受験が曲者です。
小職は、後の世代に残すべきものとして、自らが学んだ事柄、学ぶ過程で得た
事柄を教えるべく、趣味として、子どもたちの学習指導をしていますが、中には、
難関私立中学受験生もいます。受験の中でも最も曲者が、国語。
どのような秀才であろうとも、とても小学生に理解できる内容でないと誰もが
見る文章が問題となり、それだけでも異様ですが、その正解を得るための解説書
も出回っています。正解を得る手法の核心の詳細は煩雑な事なので省きますが、
要は、選択問題のみの作問に対し、本文の内容の理解が出来なくとも、本文に
ない言葉が選択肢の中にあれば、外せ、という身もふたもない手法です。それで
解答を試みると、確かに解けます。作問がそういう風になっているという事でも
ありますね。
このことの大事な点というか、致命的欠陥は、内容理解はしなくて良い、解答の
要領を覚えよ、ということに終始している点です。そうすれば合格する。他の教科も、
パターンの暗記に頼るところが大きいですが、要領で解くことは似たようなものです。
石丸氏も、何処かの過程で同じ物の考え方に染まったのでしょう。こうした思考
過程が染みついてしまって、事実を基に考えを紡いでいく事ができなくなっている
と思います。記憶力が良ければ、それでも、修士レベルまでであれば、ハイレベル
の教育を通過して行くことは、さして難しくはありません。
今や、そうして選抜された若者たちで溢れる日本のトップレベルの大学が、研究
成果の面で世界に後れを取ることには、何の不思議もありません。なるべくして
なっていると言って良いでしょう。
こうした意味からも、教育の大事さを日本国民は身に染みて理解しなければなり
ませんね。この最近、政治の世界を見ていて、改めて思うところです。
うらべ
――――――――――