徒然日記

ラピダス融資に政府保証/逢坂誠二 #7821

【24年5月31日 その6124『逢坂誠二の徒然日記』#7821】
蒸し暑さもあって、午前2過ぎに目が覚めました。都内は雨です。昨日の憲法審査会では、国民投票に関する広報協議会などについて議論が行われました。

1)ラピダス融資に政府保証
昨日夜8時過ぎ、日経のサイトに次の記事が掲載されました。

見出し:ラピダス向け融資に政府保障

==以下、記事引用==
 経済産業省はラピダス向けの融資に政府保証を付ける方針だ。2027年からの最先端半導体の量産には5兆円が必要とされる。民間金融機関の融資実績がないラピダスは資金調達が課題だった。経産省は政府保証で融資の決断がしやすくなるとみている。
 経産省が31日の検討会でラピダスの政府保証の根拠となる法案をつくる計画を提示する。新法か既存の法律の改正かは今後詰める。早ければ24年中の法案審議を目指す。
 経産省は研究開発を支援する法律に基づき、ラピダスに最大9200億円の補助金を決めていた。金融機関の融資はなく、トヨタ自動車やソフトバンクなど73億円の出資にとどまっている。
 27年から量産を始めるには、25年までに必要な製造装置を注文する必要がある。ラピダスは回路線幅2ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下の日本にない最先端品の量産を目指している。銀行は事業リスクの高さからラピダス向けの融資に躊躇していた。
 個別の企業に政府保証を付ける制度は異例だ。法案の成立に向けては反対の声も予想される。
==以上、引用終了==

今回、融資に政府保証をつけるということですが、事業がうまく行かなければ、使ったお金は国民が負担するということになります。今見込まれている事業費5兆円の全てを補助金と政府保証で賄うとすれば、国民一人あたり最大で4万円程度の負担になります。政府は完全な賭けに出たようです。

もちろん半導体の確保は極めて大事なことですが、ラピダスは資金調達のメドがない中でスタートしたということです。リスク、その可否含め、政府は国民への十分な説明をしなければなりません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.5.30===
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