徒然日記

23年6月27日 その5785『逢坂誠二の徒然日記』(7482)

昨朝は函館市内3箇所で街頭に立った後、挨拶回りを行い、会合のため上京しました。今朝の夜明け前の都内は雲が多めで、気温17度。湿度が高く函館とは違った空気です。日中も雲が多く、夕方には雨になる予報です。日中の最高気温は24度の予報です。

1 )民間軍事会社との対立
改めてその事態の特異さに驚いています。ロシアの民間軍事会社ワグネルが、武装蜂起してロシア軍の主要拠点を制圧し、さらにモスクワに向けて進軍したことです。一時は内戦の危機が迫る状態でしたが、ベラルーシのルカシェエンコ大統領の仲介も示唆され、それで何とかおさまったと言われています。
マックス・ウェーバーが、国家とは域内において「正当な物理的暴力行使の独占を要求する共同体」などと指摘しています。つまり国家しか軍隊を持てないのが原則であり、ロシアでも民間の軍事会社は違法とされていたはずです。
それにも関わらず、これまでワグネルが様々な戦闘の場で行動ができたのは、プーチン大統領の黙認があったからなのかもしれません。黙認の結果、国家が制御できない暴力装置が、ロシアには存在することになりました。
こうなればウクライナでの戦闘のゆくえも不透明な状態で、さらに不測の事態を引き起こしかねません。日本をはじめ各国が国際的な連携を強化して、ロシアの戦闘を止めるよう働きかけなければなりません。

2)防衛費増額はバイデン大統領の説得?
20日のカリフォルニアでのバイデン大統領の演説が波紋を広げています。
一つは「習近平は独裁者」と発言したことです。これは世界の多くのメディアが取り上げました。

もう一つは以下です。
「私は日本の指導者と確か3回会談した。私が彼を説得した結果、彼自身が何か違うことをしなければと思うに至ったのだ。日本は防衛費を飛躍的に増やした」
要するに、バイデン大統領の説得で、岸田総理は防衛費増額を決めたというのです。
岸田総理は「我が国の防衛費は我が国が主体的に決めるもの」とか、「決して対米公約ではない」などと発言していますが、バイデン発言は、それとは全く異なるものです。
岸田総理は、昨年末に防衛費をNATO並みのGDP比2%へ引き上げることを突然言い出しました。中身はよく分かりません。必要な経費を具体的に積み上げた額でないことは、これまでの政府の説明からも明らかです。バイデン大統領に説得されたかどうか、その真偽は明らかではありませんが、中身のない予算増を考えると、バイデン大統領の発言は、さもありなんという感じがします。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.6.27===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。
    本日の話題とは異なりますが、規制委員会の山中委員長、またぞろご活躍になりそうです。
    『 エネ庁:今度はクリアランス制度の破壊の相談』
    https://note.com/masanoatsuko/n/n9873b8cda8dd
    大幅に緩和するでしょう。

    ハンナ・アーレントの言う「凡庸な悪」とはこうした人物のことを
    言うのでしょう。勿論、岸田首相もその一人。過日、話題にしました
    大学を財政面から破壊した財務省の神田財務官もその一人でしょう。
    個人に責任を負わせる言説は政治家としては避けたいことは理解
    できますが、事実として、凡庸な個人が社会を破滅に追いやることも、
    また、歴史が証明している通りです。さらに一人、原子力の世界に
    そのような凡人が現れました。

    うらべ
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