徒然日記
23年6月17日 その5775『逢坂誠二の徒然日記』(7472)
1)岸田内閣不信任決議案提出の理由
昨日、岸田内閣の不信任決議案を国会に提出をしました。その提案理由は以下です。
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岸田内閣による国民を軽んじる政治は目に余るものがある。国民の求めていない政策を強引に推し進める一方、国民が望む政策は顧みられない政権運営がこれ以上進められることは容認できない。
復興特別所得税の流用など防衛増税をしてまで今後5年間で43兆円もの巨額の防衛費を確保する。マイナンバーカードに関するトラブルが後を絶たない中、マイナ保険証の普及を推し進め、紙の保険証の廃止まで強行する。他にも最長60年だった原子力発電所の稼働年数の延長、国際的な人権保護の水準に満たない入管法の改正など、岸田政権が国民の望まない政策を推し進める事例は枚挙にいとまがない。
一方で国民が求める政策は手つかずのままである。電気料金や食料品などの物価高騰対策は不十分だ。旧統一教会に対する解散命令請求も、LGBTなどの性的少数者の差別解消も、青少年の性被害への対策も進んでいない。岸田内閣は国民の苦しみや不安に鈍感で、不十分と言わざるを得ない。
加えて、忘れてはならないのが岸田総理自身の任命責任である。昨年8月に現在の内閣が立ち上がって以来、山際大志郎経済再生大臣、葉梨康弘法務大臣、寺田稔総務大臣、秋葉賢也復興大臣、杉田水脈政務官が相次いで辞任に追い込まれた。官邸では荒井勝喜秘書官に加えて、自身の子息である岸田翔太郎秘書官も更迭された。1年にも満たない短期間にこれほどの閣僚や秘書官などが辞職、更迭されるような人事を行う総理に、日本の舵取りを任せておく危険性については説明するまでもない。
このように国民の求めない政策を推し進めながら、国民の求める政策は顧みない岸田内閣に政権を担う資格がないことは明白であり、速やかに退陣すべきである。
以上が本決議案を提出する理由である。
==以上==
不信任決議案の提出に関し、以下のような批判があります。
*会期末の年中行事だ
*案を提出しても否決される
毎度、国会会期末に提出しているわけではありませんので年中行事ではありません。それ以上に、内閣の問題点をクリアにすることは大変大事なことです。否決されるから意味がないというならば、野党が提案する法案や国会での討論は無意味ということになります。多数派以外は黙れということであれば民主主義は機能しません。
どの野党も政策を色々と提案しています。その意味では、対決ではなく、色々な課題を解決しようとする姿勢は明確です。一方、最近は、政府批判を封ずる雰囲気が国会に蔓延しています。これでは国会の行政監視機能が低下します。是は是、非は非、メリハリのある国会対応が必要です。そうしなければ、国会がいつの間にか大政翼賛会的な存在になってしまいます。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.6.17===
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