徒然日記
23年1月26日 その5633『逢坂誠二の徒然日記』(7330)
昨夜、帰函しました。到着時の気温は氷点下10度。その後、地元で懸案事項に対応しました。夜10時頃帰宅したのですが、たった数十メートルを歩くのも厳しいほどの暴風雪でした。前に進むこともしんどいほどの、経験したことのないものです。今朝は、その激しさはおさまりましたが、気温は氷点下 8度程度です。日中も氷点下の真冬日です。今日は本会議のため、朝、新幹線で上京します。
1)異次元の少子化対策
岸田総理は、異次元の少子化対策を実現したいと言っています。この問題は、1990 年合計特殊出生率1.57ショックがあり、1994年に村山内閣でエンゼルプランとして対策がスタートしました。30年前にすでにその必要性は強く語られていたのです。しかしはかばかしい成果をあげられずに今日まで来ました。私たちが、2009 年にチルドレンファースト、人への投資などを掲げた時、自民党はバラマキだと批判し政策の実施を阻止しましたが、今回、岸田総理は「こどもファースト」を掲げ、こども・子育て政策が重要課題だというのです。周回遅れも甚だしいのですが、重要政策であることに変わりはありません。私が、一昨年の代表選で、教育、人への投資を公約に掲げましたが、それは当然少子化対策も念頭においてのことです。自民党の今回の判断は遅きに失した感があるのは当然ですが、絶対に取り組むべき重要課題であるのは間違いがありません。遅かろうが全力で取り組まねばなりません。しかし、岸田総理の過日の演説は、反省も、中身も、財源も伴っていません。出世払いの奨学金制度の導入以外、具体案がないのです。一方、こども・子育て予算を倍増すると言いますが、財源も時期も示されておりません。正直呆れるほかはありません。
政府は、少子化の要因は様々だと指摘します。私も要因は一つではないと思いますが、大きく影響しているのが、婚姻数の減少だと見ています。結婚した夫婦の子どもの数はここ50年あまり2人から1.9人とあまり大きな変化はありません。一方で、婚姻数は1972年に109 万組が結婚しましたが、近年は50万組近くまでに下がっています。結婚を望んでいても結婚できない方が多いのです。結婚を阻む要因が、不安定な仕事と安い賃金だと思われます。具体的なデータによれば、男性から見た「有配偶者率」と「正規、非正規、パート、さらに賃金額」に相関関係があるのです。もっとも有配偶者率が低いのがパートかつ低賃金の方々です。有配愚者率が高いのが正規雇用で賃金の高い方々なのです。安定的な職、さらに一定レベルの賃金、この二つを実現すれば、望む方が結婚し易くなる可能性は高いのです。
子育て支援は、結婚と出産ができるとい条件の整った方々への対策です。しかし婚姻数が減ればこの対策だけでは不十分です。結婚したいと思う方々、安心して結婚できる環境を作る必要があります。そのためには、賃金を上げる必要があります。しかし全ての企業で賃上げが可能な訳ではありません。教育費など子育てに要する経費を削減することも合わせて行う必要があります。これはいつも私は言っていることですが、いずれ予算委員会で総理に質したいと考えています。
1)異次元の少子化対策
岸田総理は、異次元の少子化対策を実現したいと言っています。この問題は、1990 年合計特殊出生率1.57ショックがあり、1994年に村山内閣でエンゼルプランとして対策がスタートしました。30年前にすでにその必要性は強く語られていたのです。しかしはかばかしい成果をあげられずに今日まで来ました。私たちが、2009 年にチルドレンファースト、人への投資などを掲げた時、自民党はバラマキだと批判し政策の実施を阻止しましたが、今回、岸田総理は「こどもファースト」を掲げ、こども・子育て政策が重要課題だというのです。周回遅れも甚だしいのですが、重要政策であることに変わりはありません。私が、一昨年の代表選で、教育、人への投資を公約に掲げましたが、それは当然少子化対策も念頭においてのことです。自民党の今回の判断は遅きに失した感があるのは当然ですが、絶対に取り組むべき重要課題であるのは間違いがありません。遅かろうが全力で取り組まねばなりません。しかし、岸田総理の過日の演説は、反省も、中身も、財源も伴っていません。出世払いの奨学金制度の導入以外、具体案がないのです。一方、こども・子育て予算を倍増すると言いますが、財源も時期も示されておりません。正直呆れるほかはありません。
政府は、少子化の要因は様々だと指摘します。私も要因は一つではないと思いますが、大きく影響しているのが、婚姻数の減少だと見ています。結婚した夫婦の子どもの数はここ50年あまり2人から1.9人とあまり大きな変化はありません。一方で、婚姻数は1972年に109 万組が結婚しましたが、近年は50万組近くまでに下がっています。結婚を望んでいても結婚できない方が多いのです。結婚を阻む要因が、不安定な仕事と安い賃金だと思われます。具体的なデータによれば、男性から見た「有配偶者率」と「正規、非正規、パート、さらに賃金額」に相関関係があるのです。もっとも有配偶者率が低いのがパートかつ低賃金の方々です。有配愚者率が高いのが正規雇用で賃金の高い方々なのです。安定的な職、さらに一定レベルの賃金、この二つを実現すれば、望む方が結婚し易くなる可能性は高いのです。
子育て支援は、結婚と出産ができるとい条件の整った方々への対策です。しかし婚姻数が減ればこの対策だけでは不十分です。結婚したいと思う方々、安心して結婚できる環境を作る必要があります。そのためには、賃金を上げる必要があります。しかし全ての企業で賃上げが可能な訳ではありません。教育費など子育てに要する経費を削減することも合わせて行う必要があります。これはいつも私は言っていることですが、いずれ予算委員会で総理に質したいと考えています。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.1.26===
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