徒然日記
21年7月15日 その5074『逢坂誠二 の徒然日記』(6771)
昨夕、テレビ出演のため上京しました。
今日は朝の便で帰函します。
1)今は厳しい
厚労大臣の諮問機関「中央最低賃金審議会」の小委員会が昨日、
2021年度の地域別最低賃金(時給)の引き上げ幅について28円を
目安とすることを決めました。
引き上げ幅は過去最高とのことです。
全国平均で現在の902円から930 円となる見込みです。
今後、都道府県ごとの審議会で引き上げ額が決定され、
10月ごろ全国で新たな最低賃金が適用されることになります。
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コロナ禍で全国の事業者の皆さんが苦境に喘ぐ中、
なぜ今、これほどの最賃アップを行うのでしょうか。
もちろん私は、日本の最賃も労働者の賃金も、
上げるべきだと考えています。
そうすれば経済にも、少子化にも、社会保障基盤の強化にも
プラスになることが期待されるからです。
このことは1月の予算委員会などでも指摘しております。
しかし地域を歩いていると、それは今ではないと強く思います。
少なくとも私の地元の多くの事業者の皆さんは、
今のコロナ禍の中で、賃上げできる状況にはないと思います。
政府はこの諮問を受けて、
事業者への支援もせずにその通り実施するとすれば、
事業者、特に中小事業者の苦境はさらに深まります。
この時期の最賃の引き上げは、
事業者への支援とセットでなければなりません。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.7.15===