徒然日記
21年7月4日 その5063『逢坂誠二の徒然日記』(6760)
静岡県をはじめ各地の豪雨被害に言葉もありません。
被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。
被害の全容がまだ分かっていないばかりか、
今日もまだ雨が続きさらに被害拡大の懸念もあります。
最大限の注意が必要です。
1)人が基本
選挙区選出の国会議員が、
地元のために働くのは当然です。
したがって地元のために公共投資をはじめとする
予算を確保するのも当然のことです。
一方、国会議員が国全体の今や将来のことを考えて、
地元以外のいわゆる天下国家を議論するのも当然です。
自治体の首長や議員が
天下国家を論ずることも当然ありますが、
国会議員はこの議論を行うべき主体です。
国会議員が大所高所から世界や国のことを考えずに、
地元への利益誘導議論だけに囚われていたのでは、
国全体の将来は進む道を失ってしまいます。
選挙が近くなれば、地元への利益誘導議論に
スポットライトが当たる場面が多くなります。
これは有権者の皆さんだけではなく、
マスコミにも同様の傾向があります。
選挙を目前にして、
国会議員とは本来何をすべき存在なのか、
そのことを一生懸命に考える必要があります。
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国全体の将来を考える際に不可欠なことがあります。
それは国民、すなわち人のことです。
領土、統治権(主権)、そして国民。
これが国家を構成する3つの要素です。
領海、領空も含め領土がなければ国家とは言えません。
その領土を他から独立して治める権限がなければ国家とは言えません。
単に領土があるだけでは国家ではありません。
そこには国民の存在が不可欠です。
ここでいう国民は、単なる生物ではありません。
一定の感情、理性、人格を持ち、
集団の中で自ら考えて、
行動する存在でなければなりません。
そのためには、教育、人への投資が不可欠なのです。
政治家は国民が進化すること、
高まることを常に念頭に置かねばなりません。
人への投資を重視しているかどうか。
これが自治体も含む全ての政治家の
良し悪しを判断する基本だと私は考えています。
人への投資を軽んじる政治家は、
国全体を危ういものにしてしまいます。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.7.4===