徒然日記

21年6月9日 その5038『逢坂誠二の徒然日記』(6735)

今日は有島武郎の命日「星座忌」です。

有島は1923(大正12)年の今日、亡くなっています。

今日も都内の気温は 30度に達する見込みです。

1)デジタルやタブレット

先日の日記で、
紙で本を読むほうが、デジタルで読むよりも深く考え、
読解力の得点が高いなどのことを紹介しました。

このことに対し、複数の方からご意見を頂きました。


漠然とそんな印象を持っていたがやはり

*タブレットの学習は形式的だと思っていたがその通りだったのか


ネットの学習で考えることをしなくなったと感じていた

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こんなご意見です。

その後、改めて調べみると、
多くの方がこの問題に言及しております。

例えば朝日新聞の以下の指摘などです。

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(多事奏論)ICT教育の根拠 「一見、よさそう」の危うさ 岡崎明子  https://www.asahi.com/articles/DA3S14916738.html
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以下、このコラムの抜粋です。

アップルのスティーブ・ジョブズは
家で子どもがiPadを使うのを制限し、
読書や会話の時間を大切にしていたという。

国は、この(GIGA)構想は学びを個別最適化し、
創造性を育むと言う。

でも本当にそんなエビデンス(科学的根拠)があるのだろうか。

東大名誉教授の佐藤学さん
「実は、ICT(情報通信技術)教育が
学力向上につながるというエビデンスはほとんどないのです」

国際学習到達度調査(PISA)の調査委員会が
2015年にまとめた報告書。

OECD加盟の29カ国のデータを分析すると、
学校でコンピューターの使用が長時間になると、
読解力も数学の成績も下がっていたという。

その理由を二つ。

一つは深い思考を育む先生と子どもの対話が
コンピューターによって阻まれる可能性。

もう一つは従来の授業スタイルのまま
コンピューターを入れることの限界だ。

佐藤さんはこれに加え、
今のICT教育の現場で使われるソフトの質を挙げる。

答えを入力すると即座に○×が表示され、
正解なら次に進むといったものも多い。

「刺激と反応の学びは短期記憶にしかなりません。
そもそもGIGAスクール構想は20年前のコンピューター教育。
協同で探究する学びに改革する必要があります」

エビデンスがない政策は税金の無駄となるだけでなく、ときに害を与える。

コンピューターに向かう時間が増えることが、
子どもたちから深く思考する機会を奪うとしたら。

その代償は計り知れない。

日本のICT教育は、先進国の中では周回遅れだ。

だからこそ、効果をあげている
他国の例に学べるというメリットがある。

 ジョブズはこうも語っている。
「教育の問題はテクノロジーでは解決できない。
これは、政治の問題なのだ」

==以上、抜粋終了==

デジタル一辺倒では
将来を誤ることがほぼ明らかなようです。

コロナ禍のもと、
タブレットやオンライン授業に光が当たりますが、
確実な使い分け、メリハリが必要です。

2)豪州大使

昨日、昨年11月に赴任した
ジャン・アダムズ駐日オーストラリア大使の話を聞きました。

日本に対し、好感を持っていることが伝わる話でしが、
軍事的な結び付きについても言及がありました。

自衛隊との合同演習などです。

日本のあり方は、大きく変化しています。

今日は参院災害特委で病院船法案の
趣旨説明と質疑が行われ採決の見込みです。

私も答弁の予定です。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2021.6.9===

  
  

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