徒然日記
21年3月19日 その4956『逢坂誠二 の徒然日記』(6653)
全て対応しきれないほど、
連日、重要な出来事が起こっています。
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21日で緊急事態宣言が解除されます。
しかし感染者が下げ止まりから増加傾向にあり、
解除できる時期とは思われません。
宣言疲れ、宣言慣れもあり、政府はこれ以上、
宣言を続けても意味がないと判断したのでしょう。
今回、2度の延長をしましたが、
その都度、メリハリのある延長をすべきだったのですが、
結局は何の対策も打てない漫然とした延長となり、
延長の意義が薄れてしまいました。
飲食店への時短要請は続きますので、
延長解除後と前で、
何が変わるのかもハッキリしません。
解除によって、人流が増加するのは明白です。
感染者がじわじわと増えることだけは避けたいのですが、
宮城の例を見ると全く安心できない状態です。
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昨日、原発に関する二つの出来事がありました。
伊方原発3号機の運転差し止めを命じた
昨年1月の広島高裁の仮処分決定を不服とした異議審で、
広島高裁は異議を認め運転を容認する決定を出しています。
一方、東海第2原発の運転差し止めを求めた訴訟で、
水戸地裁は運転を認めない判決を言い渡してします。
いずれの決定や判決の詳細はまだ見ておりませんが、
水戸地裁の判決は私の問題意識に合致します。
水戸地裁の判決理由では以下のことが述べられたようです。
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約94万人が住む原発から
半径30キロ圏内の県内14市町村のうち、
広域避難計画を策定済みなのは5自治体にとどまり、
策定済みの避難計画にも検討課題があり安全性に欠ける。
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これによって、
原告らの人格権が侵害される
具体的危険がある等と指摘したのです。
これは当然の帰結です。
日本の全ての原発は、
過酷事故が起きないことを前提にして立地しています。
しかし東日本大震災以降、
過酷事故も起こりうること政府も認めています。
現在の原発立地地域では、
過酷事故が起こることを前提にした避難計画が
作成できない可能性が高いのです。
当然、そのような原発は稼働させてはなりません。
今回の水戸地裁の判決は、
これまで私が避難計画について
取り組んで来た方向と合致するものです。
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今夜、18時30分から角川ドワンゴ学園
N高の部活動「N高政治部」「第1期生 成果発表会」に
出席し講評をさせて頂くことになりました。
どうぞご覧下さい。
https://nnn.ed.jp/news/blog/archives/12335.html
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.3.19===