徒然日記
21年2月15日 その4924『逢坂誠二 の徒然日記』(6621)
一昨日の地震で被災された皆さんに、
改めてお見舞い申し上げます。
昨日、Clubhouseの「逢坂誠二ラジオ」で
40分程度、話をした後、外回り、
午後は2箇所で街頭に立ち、
今日の予算委に備えるため上京しました。
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コロナ禍の中、
いろいろな面でご苦労されている方が、
たくさんおられます。
想像を絶する状況です。
この状況の中で、将来のことを考えるために、
今の日本の実態、現状を
確実に認識しなければならないと思っています。
別にことさらに日本のことを貶めるつもりもなく、
自虐的になることもなく、
キチンと現状を踏まえる必要があります。
そうしなければ、政策判断を誤ります。
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今回のコロナ禍を通して、日本が色々な面で、
世界をリードしている国ではないことが明確になったと、
私は改めて感じています。
*自国でのワクチン開発の遅れ
*弱い検査体制 (PCR、及び特にゲノム解析)
*出遅れたデジタル化
*医療の機動性の低さ
(病床数は多いが、臨機応変にコロナに対応できない)
多くの国民の皆さんは、
こんなはずじゃない
と感じておられるのではないでしょうか。
特にワクチンは、日本こそが世界に先駆けて
開発できるはずと感じている方も少なくないと思います。
しかしそれが実現していません。
これが今の日本の現実です。
昨年の夏、この日記で論文数などを引用しながら、
日本の研究開発力の凋落傾向について言及しました。
20年8月10日 その4735 『逢坂誠二 の徒然日記』(6432)
https://common.ohsaka.jp/archives/12802.html
論文ではなく、まさに現実の社会が
世界をリードしてはいないことを知るべきです。
(繰り返しますが、私は自虐的に言っているのではありません。
次の時代をキチンとしたものにするため
建設的な取り組みの出発点として、
確実な現状認識を行うべき、その観点からの見立てです。)
基礎研究、教育、人材への投資を増やさねばなりません。
目先の儲けだけにとらわれない社会や
経済にしなければなりません。
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*国民からの信頼の低い機能しない政府
*情報発信の拙さ
*非科学的な政策決定
*情報非公開や行政の私物化
行政も政治も世界のトップではありません。
政府も効率性などを重視するあまり
機能しない状態に陥っています。
旧弊に囚われて、
科学的かつ機動的な判断ができません。
情報の非公開と行政の私物化は、
近代国家といえる状況ではありません。
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以前から非正規雇用や派遣労働など、
働き方の問題点を指摘し続けていますが、
今回、改めて社会を支える基盤の脆弱さが
浮き彫りになっています。
医療、介護、物流などの現場では、
過酷な条件で働く皆さんが多いこと、
それが今回、露呈しました。
働き方も変えねばなりません。
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テレビのアナウンサー、私も含めた政治家、
こうした方々の服装にも私は変化を感じます。
日本人のそれは、着こなしも含めて、
パリッとした感じに、私には見えません。
私の偏見かもしれませんが、
でもこうしたちょっとした違いに、
国の置かれている状況が現れるのかもしれません。
今、日本がどのような状況にあるのかを、
確実に認識して次の戦略を組み立てねばなりません。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.2.15===