徒然日記
21年1月2日 その4880『逢坂誠二の徒然日記』(6577)
新年早々、朝まで生テレビに出演しました。
大晦日の日中に多少仮眠を取ったのですが、
やはり徹夜は体に堪えます。
今日も睡魔が襲ってきます。
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番組は、与党議員、医師二人に加え、政府の分科会、
成長戦略会議のメンバーなどが参加者です。
この顔ぶれなら、うまく進めれば
コロナ対策の有益な議論ができる
との若干の期待がありました。
もちろん朝生ですから5時間全てが、
深まりのあるやり取りにならないのは
織り込み済みです。
しかし議論が深まることはなく、何とも残念な結果です。
東京都医師会の尾崎会長や二木医師も出席していましたので、
医療体制、特にオリンピック時の医療体制などについて、
もっと具体的に乗り越えるべき論点を聞きたかったのですが、
発言が中断されるなど話が次に進みません。
ワクチンについて慎重であるべきとする
二木医師の指摘も重要でしたが、
あまり強い関心を持たれた風はありません。
緊急事態宣言については、
次の二点は与野党ともに一致しているように感じます。
1)法改正を待たずにできることをやること
2 )同時に特措法改正議論を進めること
1)に関しては、
国民の全ての活動を一斉に自粛するのではなく、
感染リスクの高い活動(飲食や出社し集合する事業活動など)
を見定めて、基本的対処方針を早急に策定する必要があります。
しかしこの点について与党議員からの明確な反応は無かった印象です。
2)については5日15時から具体的な協議が行われます。
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また視聴者の皆さんも気付かれた方も多いと思いますが、
検査や感染防止について与党から政府に提案しても、
実現していない、実現しない事項が多いことです。
これについて「官僚が」と官僚のせいにすることを
与党議員が言いかけたように感じておりますが、
そもそも菅総理、菅内閣のヤル気の問題に思います。
ネットでは野党は批判ばかりとか、
桜、森友、加計、学術会議などばかりとの誹謗中傷がありますが、
特措法改正案を国会に提出しているのは野党であり、
感染リスクの高い皆さんへの検査拡充を提案しているのも野党です。
こうした野党が具体的提案を行なっている事実はスルーされています。
また緊急的に行うことは3次補正では間に合いません。
従って予備費の執行残を使うべきとの提案に
与党は何も答えておりません。
また学術会議の任命拒否問題については、
与党からは一切の説明はありません。
コロナ対策は、昨年3月19日から政府与野党連絡協議会や、
私と当時の岸田政調会長の間で、協力しながら進めてきました。
その取り組みも踏まえて、
もう少し深い議論をしたかったのですが、
何とも残念な時間となりました。
==元旦の社説==
毎年年初新聞各紙の社説を気にかけいます。
今年の各紙の社説見出しは以下です。
朝日:核・気候・コロナ 文明への問いの波頭に立つ
毎日:臨む’21 コロナ下の民主政治 再生の可能性にかける時
読売:平和で活力ある社会築きたい
日経:2021年を再起動の年にしよう
産経:中国共産党をもう助けるな
北海道:コロナの先へ1 人と人の連帯を強めたい
東京:年のはじめに考える コロナ港から船が出る
農業:コロナ以後を考える 復興戦略の核心 境守り命優先の社会
全ての社が、コロナ関連かと思ったのですが、
産経が中国との関係に限定した内容です。
読売は、冒頭で「感染抑止が最優先課題」としましたが、
以後は、「世界は変動期に入った」とした国際情勢や、
「国力の充実を目指せ」といった内容です。
日経は、コロナ禍の中における「経済再生」「民主主義」
「国際協調」の重要性を指摘しています。
今日は新聞が休みです。
もう少し詳しく読んでみます。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.1.2===