徒然日記
20年12月16日 その4863『逢坂誠二 の徒然日記』(6560)
昨日の日記で、菅総理のことに言及しました。
一昨日のGoTo一時停止の件です。
勝負の3週間が空振りに終わり、
感染が拡大しています。
それでも菅総理は、
GoToの見直しに慎重でした。
確かに経済喚起策は重要です。
しかし感染が広がり医療崩壊を引き起こしたら、
元も子もありません。
渋々GoTo停止を発表するのではなく、
今の状態がいかに危機であるのかを、
総理自身の言葉で総理の危機感を語るべきでした。
その危機感が感じられませんでした。
あの総理の雰囲気を見ていると、
GoTo停止による経済への打撃はあるでしょうが、
感染抑制には効果がないという結果になるかもしれません。
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12月9日、ドイツのメルケル首相は、連邦議会本会議場で、
感情をむき出しにして、市民の自粛を訴える演説を行いました。
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(例年のようなクリスマスを楽しめないことは)
本当に心から残念なことではある
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1日590人の死は受け入れることができないというのが私の見解だ
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私は啓蒙の力を信じている
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今日のヨーロッパが、このようにあるのは、
啓蒙と科学的知見への信仰のおかげなのだ
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科学的知見とは実在するのであって、
人はもっとそれを大切にするべきだ
メルケル首相は、知性を大切にしつつ、
コロナと戦う覚悟を語ったと評価されています。
一方の菅総理は、
この時期に「こんにちは、ガースーです」と
ネット番組で切り出したと言います。
リーダーとして、メルケル首相と菅さん、
どちらが全身全霊を傾けて仕事をしているのか、
その違いは一目瞭然です。
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もう一つ大事なことがあります。
科学的知見に基づいて、
感染症対策の基本に忠実であることです。
感染者の割り出しと、
陽性者の隔離をはじめとする対応。
この際、専門家が、
専門家にしかできない仕事に特化できよう、
他部門から人員を融通するなどして、
人的体制を強化することも必須です。
こうしたことを各都道府県が、
バラバラに実施していますが、
本来は国がリーダシップを発揮すべきです。
検査も無症状感染者への対策は、
相変わらず不十分な状態のままで、
昨日、伺っても国の方針が見えません。
菅総理からは、
熱意も科学的知見も感じられません。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2020.12.16===