徒然日記

18年7月18日 その3981『逢坂誠二 の徒然日記』(5678)

うーん、今日も暑い。

夜明け前の気温が27度。

日中は36度との予報。

体力がどんどん消耗する感じがする。

1)良い質問

石破茂さんの新著『政策至上主義』(新潮新書)の
「良い質問とは」との項目に次の記載があった。

「大臣として向き合った時の野党では、原口一博さんや逢坂誠二さんなどの質問は、「聞かせるなあ」と思ったものでした。論理的で「さすが」と思わせる質問は手ごわいものです。」

石破さんがこんな評価していたとは、
驚きでもあり、嬉しくも思う。

2)仲本さんの提案

昨日、沖縄県公文書館の
仲本和彦さんに国会に来て頂き
私が顧問を務める立憲民主党
公文書管理法改正WTで講演を頂いた。

まさに我が意を得たりの内容で、
今後、我々が何をすべきかが
極めて明確になるものだった。

レジュメの冒頭には以前にも紹介した
ジョン・カーリン
第8代アメリカ国立公文書館長の
次の言葉が記されていた。

「国立公文書館はアメリカが100年後も
民主的な社会でいられるかどうかの鍵を握っている。
公文書館の活動の停滞は、民主主義の停滞を意味する。」

この言葉を冒頭に持ってきたことで、
仲本さんの公文書館に対する
思いの熱さが理解できる。

==以下、発言やレジュメから==

公文書管理の原則:
「内容」だけではなく「背景」を残すことが重要

アーキビストの倫理綱領:
アーキビストは、事実を隠蔽、
あるいは歪曲するために、
証拠を操作する
いかなる情報源の圧力にも
抵抗すべきである。

日本のように、
上下関係、縦の関係を
ことさら重視する社会においては、
政府の監視役に
制度的な後ろ盾を持たせることがとても重要。

日本の公文書管理法は、
内閣総理大臣自身が監視役になっているが、
人物によっては泥棒に警察官を任せるようなもの。
アメリカもニクソン大統領の時に
ウォーターゲート事件で失敗している。

安倍総理は「全ての膿を出し切る」、
しっかりと取り組むと言っているが、
何か具体的なアクションを起こしたか。
組織のトップに求められる
「高潔さと自己抑制」に乏しい。

森友、加計、自衛隊日報問題を
安倍下ろしに矮小化してはならない。

日本のデモクラシーのあり方
そのものが問われている。

どんな総理にもどんな官僚にも負けない
公文書管理の仕組み作ることが、
真の民主主義国家への道。

そのために以下の四点を提案


公文書の定義を組織共用に限定しない


独立機関としての記録管理院の創設


省庁レコードマネージャーを配置


罰則規定を設ける

====

以上の仲本さんの発言は、
どれもこれも全く同感だ。

こうした事柄を法案化できるよう
この暑い夏に
確実な取り組みを進めたいと思う。

さあ今日もぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.7.18==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 公文書管理について、なるほどと感心しながら読みました。
    特に「内容だけでなく背景を残すことが重要」
    「アーキビストとしていかなる情報源の圧力にも屈しない」
    という言葉が新鮮に響くのは現状が沼過ぎるからだと思います。
    公文書とは何か
    政治とは何か
    という基本的な姿勢が今、すっかり歪んでしまっている日本。
    利権に絡むことは地方自治体を乗り越えて中央から操作してくるのに
    災害の時には自治体と個人の責任になすりつけようとする安倍政権の姿勢は政治が国民のための公共のものであることをすっかり忘れています。安倍政権は政治を選挙で選ばれた人が私利私欲のために利権を貪る道具としています。それに異を唱える人は排除して、周りは奴隷ばかりで忠告する人もいないのではないかと思います。いたとしても聞かないのかもしれません。
    私はクリスチャンですが、麻生大臣も、上川大臣もクリスチャンだそうです。山本太郎議員もそうらしいです。「イエス様を信じる」という点は同じでも、個人の資質によって神様を信じることで生まれる意味が違ってくると思います。麻生大臣や上川大臣をみていると、神様を信じている自分とは違う自分以外の罪びとを見下しているように思います。山本太郎議員の場合は信じていることで捨て身で戦う強さを感じます。見ることも聞くこともできない神様に対し、人はただ信じることしかできません。その結果、信仰によって表れるものは自分自身がこれまで選択してきた生き方そのものだったりします。もちろんそれからも道は続いていくのですが。人って面白いですね~
    それではおやすみなさいませ。

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