徒然日記

11月15日 その3371『逢坂誠二の徒然日記』(5068)

昨夜は、スーパームーンを
見ることができずなんとも残念。

1)日印原子力協定

改めて日印原子力協定を読み返しているが、
ストレートに読んでも意味の分からないところが多い。
(TPPも同様なのだが。)

そこで分からないことは、
委員会もいつ開催されるか見通しがハッキリしないため、
質問主意書を使って政府に聞くしかない。

勝手な推測だが、
日本、インド、両国に都合の良い解釈をするために、
ああした分かり難い協定等になっているのだろう。

どうとでも解釈できる箇所も多い。

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今回の日印原子力協定は、
日本からインドへ原発及びその資機材等を
輸出するためのものだ。

日本でも使用済み核燃料の処理できていないが、
そのような技術を海外に輸出して良いのかという
そもそもの課題がある。

福島第一原発の事故処理もできない。

その処理に何兆円を要するかも分からない。

そんな状態で、原発輸出をする妥当性はあるのか。

インドは、独自にプルトニウムを分離し、
複数回の核実験を行った国だ。

しかも核不拡散条約に加盟していない。

こうした国に、
核燃料の再処理を認めることは妥当なのか。

再処理をして、MOX燃料発電を行うのが前提だが、
日本でもそれはうまく進んでおらず、
プルトニウムは増える一方だった。

そんなものをインドに求めるのか。

今後、インドが核実験を行った場合、
日本の協力は停止するというが、
放射能に汚染された資機材を
日本に返還することは現実的なのか。

返還されたプルトニウムはどうすべきなのか。

日本からの協力を停止し、発電が止まった場合、
それによって困るインド国民が
発生することが予想される。

そうしたことは人道的見地から妥当なのか。

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日印原子力協定は問題だらけだ。

私が、この問題にこだわるのは、
原子力に対する日本の諸外国に対する姿勢が、
国内の原子力問題に直結するからだ。

さあ今日も、確実に前進します。

==  2016.11.15   ==

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