徒然日記
10月15日 その3340『逢坂誠二の徒然日記』(5037)
朝の函館は、雲がなくスッキリと晴れ上がっている。
その分気温が下がり、なんと最低気温は2度。
日中は17度まで上がる見込みだ。
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10月に入って、太陽の登る場所が随分と南側に寄ってきた。
冬至に向かってさらに南に接近する。
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昨日は、昼の法務委員会理事懇談会終了後、
即、帰函し、いくつかの会合に出席している。
1)Bob Dylan
Bob Dylanを聴き始めて45年ほどになるだろうか。
Dylanデビューの頃は、私はまだ2歳。
小学校の高学年になって深夜放送を聴き始め、
色々な音楽に接するようになった。
遅れたDylanファンだと思っていたが、
随分と長い間、付き合うことになった。
今も、ほぼ毎日、Dylanを聴いている。
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1978年の初来日は、大学受験と重なって、
ステージを見ることはできなかった。
その後、発売されたその時のライブアルバムは、
擦り切れるほど聴いた。
Dylanのことを語り始めると止まらないが、
心底凄い存在だと思うと。
とにかく今回のノーベル文学賞の受賞は嬉しい。
あまりの嬉しさに、
昨朝は何も書く気がしなかったが、
今朝は少し落ち着いた。
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Dylanの歌詞、歌い方、ギター、ピアノ、ハーモニカ、
そして生き方、いずれも異彩を放つものだ。
本人は色々と考えて曲を作っているのだと思うが、
Dylanの凄さは、本人が自分のことを分かっていないことだと思う。
計算され演出された異彩ではなく、
計算や演出を超越した異能ぶりなのだ。
だからこそ真に凄いのだと私は感じている。
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Dylanは、75歳の今になっても変化し続けている。
現役として50年以上も曲を作り、
過去の遺産で 十分に人々を
満足させることができるはずだ。
だがDylanは、それをやらない。
今年春の東京公演も、今までとは違った斬新なものだった。
新しいことへの挑戦は、
客に受け入れられるかどうかは分からない。
古い曲を古いスタイルで演じていても
Dylanくらいのキャリアがあれば、
観客は十分に満足をするし、
そんなDylanを望む人も多いだろう。
しかしDylanは、それをしない。
常に変化し続ける。
この凄さは、誰もマネのできないことだろう。
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私にDylanを天才と言わしめる理由が二つある。
真の自分を自分自身も理解せずに、
結果的に凄いことなっていることだ。
そして常に変化し続けることだ。
これが真の天才と思うが理由なのだが、
Dylanはどこかで聴衆を欺いているかもしれないとも思う。
ノーベル文学賞決定の夜もDylanは、
コンサートを行なっていたという。
油断ならない存在だ。
今日は、終日、函館市内での活動だ。
さあ今日も、確実に前進します。
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2016.10.15
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