徒然日記
8月20日 その3284『逢坂誠二の徒然日記』(4981)
今朝の函館は雲が多い。
気温は、一頃よりも落ち着いた感じだ。
昨夜は、ビアパーティの梯子をした。
今日も朝から夜遅くまで、
日程が隙間なく詰まっている。
1)核兵器の先制不使用
ワシントン・ポスト(8月15日付)が、
オバマ大統領が導入を検討している核兵器の先制不使用について、
安倍総理がアメリカに反対の意向を伝えていたと報じた。
オバマ大統領は、核兵器の廃絶を訴え、ノーベル平和賞を受けた。
先日の広島訪問でも核兵器の廃絶に言及し、
安倍総理もその場面を最大限政治利用したように、
私は感じている。
そして今、オバマ大統領は、
核兵器の先制不使用宣言を含む
核政策の大幅な変更を検討している。
世界初の被曝国となった日本の総理は、
核兵器の悲惨さを訴え、
核の廃絶を進めるための先頭に立たねばならないし、
安倍総理は、日本国民に対しては、
表向き一見、そのような雰囲気を見せていた。
ところが実際には、それと真逆の二枚舌行動をしていたのだ。
安倍首相はアメリカが先制不使用を宣言すれば、
北朝鮮などに対する抑止力が損なわれ、
紛争のリスクが高まると伝えたらしいのだが、
これは核の保有を積極的に認める発言だ。
何とも愚かしく呆れてしまう。
日本のプルトニウム48トンの所有も、
使用済核燃料再処理による新規のプルトニウム抽出も、
さらには大間原発も、
結局は安倍総理の核依存姿勢を
間接的に具現化したものだろう。
安倍総理は日本を守るために
核燃料サイクル政策を推進していると思っているようだが、
これほど多額のコストを国民に負担させ、環境を破壊し、
国民そのものを危機に晒し続ける核燃料サイクル政策は、
大いなる矛盾であり、天下の愚策と言える。
安倍総理の核に対する基本姿勢を質さねばならない。
なお「核兵器の先制不使用」とは、
相手方の核攻撃に対する反撃の場合を除き、
核兵器を使用しないという政策。
さあ今日も、確実に前進します。
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