徒然日記
5月8日 その3231『逢坂誠二の徒然日記』(4875)
今年の函館は、空模様が今一だった。
私自身も、もっと屋外での活動を行うつもりだったが、
予定ほどに活動できず残念な結果となった。
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今朝の函館も雲が多い。
夜明け前の気温は9度程度。
日中は17度まで上がる見込みだ。
1)三本の矢
安倍総理が今回のヨーロッパ訪問中に、
イタリアのフィレンツェで同行記者団と懇談し
「G7版『3本の矢』を放つ必要がある」
と述べたと報じられている。
安倍総理はいったい何を言っているのか、全く意味不明だ。
・
異次元の金融緩和
・
公的支出の増大
・
成長戦略
これが三本の矢と言われるものだが、
G7版とは何を意味するのか。
金融緩和は、欧州でも既に行われている。
成長戦略は、日本では不発に終わった。
ならばさらなる財政出動を期待するということなのか。
そうであるならば、
財政出動をすべきと発言すれば良いはずだが、
三本の矢と言う意味は何なのか。
最近になって安倍総理の発言は、
特に意味不明なものが増えている印象だ。
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今私たちが考えるべきことは、
単なる経済成長を目指すことではなく、
世界各国や国民が豊かになる経済のあり方とは何かを考えることだ。
単に経済が成長すれば、国民が幸せになるというのは、
今の社会では幻想だということが、
ここ数年の日本、特にアベノミクスを見れば良く分かる。
また社会保障や医療福祉、教育に関し、
安倍政権は、経済成長による税収増で、
それらの財源を確保すると言っていた。
ところがこの三年を見ると、
税収増になっても
こうした分野に予算が割かれたとは言い難い。
つまり安倍内閣が、
そもそもどんな社会を目指しているのか、
それをもっと掘り下げる必要がある。
経済が成長すれば自動的に
理想の社会に近づくものではないことも再認識すべきだ。
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あるべき社会のあり方を何度も何度も考えること。
そのためにどんな経済社会が良いのかを考えること。
この順番を間違ってはいけないのだと思う。
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不必要な経済需要を喚起する社会ではなく、
足るを知ることで確実な生活や人生を実現する社会。
限りある地球とその資源を大切にし、
心豊かな人生を送るためには、
そんな社会が必要なのだと思う。
そのための経済活動は、
20世紀型の経済成長とは違ったものであらねばならない。
安倍総理からは、そうした発想が感じられない。
2)耳のり
先日、森町のショッキング市で、
「耳のり」を購入した。
今朝、それを味噌汁にして頂いた。
適度な粘着度合、トロトロ感、そして磯の香りが素晴らしい。
ちょっと耳のりを使っただけで、
春の朝の雰囲気が部屋中に蔓延する。
地場の食材を、手軽に利活用できることの贅沢さを感ずる。
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耳のりの正式名称は、「銀杏草」。
仏の耳などとも呼ばれるようだ。
明日からは、平常モードでの活動が再開される。
夕方には、国会に入り、法務部門会議に出席する予定だ。
さあ今日も、確実に前進します。