徒然日記

3月14日 その3176『逢坂誠二の徒然日記』(4820)

昨朝、函館から札幌に向かい、

終日、選挙応援となった。

1)補欠選挙
昨日は、衆院北海道5区補選の応援のため
江別市に入った。

福祉施設などを回ったが、
感じたことは次の通り。

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補欠選挙があることを認識していない方が多い


補選を認識されている方でも、

候補予定者のことは知らない印象だ


池田まきさんの資料を見ると、
知ってるとか、応援したいという方が、
私の予想よりは多い

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こんな印象だが、
そもそも補選ムードではない感じだ。

私が、逢坂誠二であることを
知っている方も多く嬉しい限りだが、
そんな場面では、
福祉現場の窮状を話す方もいる。

何れにしても、粘り強く地道に
訴えを続けることに尽きるのだと思う。

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五区回り終了後、
新札幌駅前で党の街宣活動を見た。

弁士は、岡田克也代表、徳永エリ参議、
そして池田まき候補予定者の三人。

気温はマイナス3度位か。

冷たい風が吹き、小雪の舞う悪天候だったが、
私の予想を超えて聴衆が多い。

もちろん本番までまだ時間があるため、
熱気溢れる盛り上がりには欠けるが、
それにしても良い雰囲気だ。

今回の補選、北海道と京都で2勝できれば、
その後の参院選挙の大きな弾みになる。

一勝一敗なら、現状維持であり、
参院選挙への勢いにはならない。

何としても2勝しなければならない。

残り一月で、
その切迫感を多くの方の共有頂けるどうか、
そこが鍵になるだろう。

2)我々にしかできない真の対案
民主党の嶋聡元衆議院議員が、
おおさか維新の会から
この夏の参院選挙に出馬するという。

このニュースを聞いて、私は耳を疑った。

嶋さんは、黎明期の民主党で
知恵袋として活躍された方だ。

ソフトバンクに移られてからも、
私のところへも何度も来られていた。

その嶋さんが何故だ、との思いがあった。

その真意と思われることが、
昨日の朝日新聞に掲載されていた。

以下に、嶋さんの言葉を引用するが、
その言葉は、この年末年始、

参院選の目標について岡田克也代表が、 

「3分の2の改憲勢力を阻止する」
と語ったことに対する疑問から始まっている。

==以下、引用==

それでは55年体制下の社会党です。

私たちはあのころ、3分の1を死守する
万年野党を否定するところから始めた。

改憲にせよ安保体制にせよ、自民党政権の批判だけでなく、
それに代わる対案を必ず用意した。

労働組合など旧来の支持層だけでは政権はとれない。

保守層や無党派層にウィングを広げるため
外に打って出ようと考えた。

残念ながら今の民主党はそれが感じられません。

勝ち残った今の民主党議員は決して選挙に弱いのではない。

強すぎると感じます。労組の支援が強すぎる。

だから逆に意識が外に向かわない。

これからは、アイデア勝負の時代になる。

『アベノミクスは破綻した』と非難するだけでは、
まるで日本経済の失速を願っているような印象を残すだけだ。

今回の私の決断は、再生エネルギーという目標を
一番成し遂げやすい場所を選んだ結果ですが、
野党はやはりポスト・アベノミクスの
具体的な対案がカギです。

同時に、それを迅速に実現できる組織の力と
ポスト安倍候補を国民に示すことです。

その思いを民主党が取り戻せるかどうか。

これは孫正義の口癖ですがね、
ベンチャーはニッチを狙え
と言う人がよくいますが、それは間違い。

メインにならないニッチに将来はない。

==以上、引用終了==

我が党内には、
嶋さんに厳しい意見を持っている方も
いるように感ずる。

私は嶋さんと一緒に仕事をしたことがないので、
嶋さんに対する厳しい意見の適否はわからない。

しかし今回のこの嶋さんの決断の真意は大いに傾聴に値する。

安倍政権の安保法制に対する
我が党の批判と対案は正論をだろう。

しかし現実には、我が党の支持は広がらない。

支持が広がらない理由の一つは、
どんなに正論を述べても政権時代の悪いイメージから
脱却できないことがあると多くの人が指摘するし、
私もそう感ずる。

しかしそれだけが理由ではないのだと思う。

政権時代の悪いイメージを凌駕するような
政策と戦略が発信できていない。

これが、我が党に支持が集まらない
最大の理由何だと思う。

その政策とは何か。

与党には実現できない政策を訴えることだ。

あれほどバラマキと批判された、
子ども手当ても、高校授業料の無償化も、
農業の戸別所得補償も、
結局は今、名前や形を変えて生き残っている。

6次産業化も分権や一括交付金だってそうだ。

2009年までの自民党だったら
実現できない政策を訴えたから
支持を得たのだろう。

しかもその政策は、
国民に必要なものであり、
本質を捉えたものだったからこそ、
自公政権に戻っても、
消し去ることはできなかったのだ。

我々も単なる反対だけを訴えているつもりはない。

対案もいつも準備している。

それが対案と受け止められないのは、

反対のための対案に見えるからなのだろう。

単なる反対を超越した、
与党には実現できない政策。

しかも将来に生き残る、
国民が求める政策。

それをぶれずに明確に打ち出すことが
求められている。

そして本当の意味で、再度、政権交代を目指して
ウィングを広げる強い意志があるのか。
どうか、それが問われているのだと思う。

さあ今日も、確実に前進します。

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            2016.3.14

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. おはようございます。
    今日は、逢坂さんの本質を知ったような気持で本文を読みました。
    あのニセコ町長の時の気持ちはどこに行ったのかと心配しておりましたが、今日の言葉を見て安心いたしました。
    民主党組織時は、どこでも、おっしゃる通り社会党などの方達の集まりで考え方の違う集団でした。自民党員もおりましたし。新自由クラブもいましたし。
    それで色々な考え方が出てきてうまくいくものと思っておりましたが、嶋氏のおっしゃる通り組織(労組関係)の支持が強すぎてある一線を越えれなかったという一面があります。

    私事ですが、参議院議員の対馬孝且氏、仁木町長の島本氏などとお付き合いをさせて頂いた時期がありました。
    しかし、だからと言って私は、社会党支持者ではありませんでした。その時は自民党支持者でした。
    それにしても、やはりお二人の考え方は、国民の事を考えた自民党の方達を超える頭をもっておりまして現在のこの国があると思っておりす。自民党議員の方の地崎氏、箕輪氏の議員など沢山の方達と問題のすり合わせ等を行っていたことを思い出します。今の議員の姿にはないものを持っていて本当にこの国の事を考えており、もっと「大人」でした。今は、幼稚園児より分けの分からない事を「だみ声」を挙げて論破にならない論破をしあっておるのを見てがっかりします。
    今の日本の問題を少し上げてみようと思います。

    景気の問題:外国の景気が悪いからあまり左右されずに内需を促す事をしなければなりませんね。
          総理はあまり米国ばかりに気を取られていますね。

    TPP問題:難しい事です。あまり米国の言う通りでは、国民が納得しません。米国でも日本と同じ問題が起きておると言う事
         は、あまり良い方策ではない様に思います。もしですが、諸外国とこれが通る事になる様ならば、それに対抗する     ことを考えるべきです。しかし、10年経ったら決めた通りとなるわけですね。そして政府も補助金をいつまでも     出せないでしょう。その時は、もう関係ないわですかね。
         それこそ「負の遺産」を関係者に残して行く事になるでしょう。そこをしっかりと議員全体で考える事ですね。

    子供の問題:これは、言葉で騙されているようですね。
           要するに経済状態が悪いから親が子供にお金をかけれないという事ですね。これは最初の景気問題解決で終わ       りですね。

    社会保障問題:これは、先人が、知恵を絞って考えた事です。死にもの狂いで守って行かないとこの国は持ちません。
           世界中の笑いものにされますよ。ヨーロッパを良く勉強して下さい。
           自分達の都合の良い事を取り入れる時は、「ヨーロッパはどーの、こーの」と言うくせに都合の悪い事は
           全然見ようとしないのはおかしいですよ。(確かに、生活基盤の基礎問題はありますがね)

    国の借金問題:国民の預金を使って「大丈夫、大丈夫」と言っているこの国の政治指導者に疑問を持ちます。これの言い出        しっぺは、自民党ですからね。
           国会議員全員が、勇気を出して頑張らなければなりません。今の様な大企業の税金を安くして貧しい国民に負       担をかけているようではどうにもなりませんな。まず、総理に「もう不可能でしょうが、子供を作れ」と言た       い。そして、毎日、国の金を使って外食ばかりしていないで食材を買ってきて「普通の生活」をしてみる様に
           行って下さい。そーすればよく国民の事がわかるでしょう。食品を買って見るだけで十分にわかりますよ。
           国民は、今、食品しか買っていない。いや、買えないんですからね。

    人口減少問題:これも国内国民の経済問題が、解決すれば働く希望を持ち子供を産み、育てて行くことに親の気持ちが、行く       と思います。少し、目の向け方が、違いますね。心配です。
           昔は、私達は、良くこう思ったものです。
           米国人の報酬は40万円/月だと、その時日本では5万円/月~8万円/月でした。頑張りました。

     そんなところですかね。すべて国民にお金が回る様にしなければ、この国は「破綻」します。これはどなたも否定はしない でしょう。

        以上よろしくお願いします。まだ原発問題等ありますが、又後にします

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