徒然日記

12月2日 その1590『逢坂誠二の徒然日記』



夜明け前の都内、
空全体に雲が広がっています。

暖房のない部屋、寒さで目が覚めました。

外気温は5度程度のようです。

都内としては随分と気温が下がりました。

日中も9度程度にしか上がりません。

1)各種委員会
昨日は、私の属する4つの委員会のうち
三つが立て続けに開催され、
掛け持ちしつつ、出席しています。

総務委員会では、
震災地域対応の地方税法の一部改正法案が議論され、
全会一致で可決成立しています。

憲法審査会では、自由討論が行われました。

郵政特別委員会では、
ようやく郵政改革法案の
提案理由説明が行われています。

本当にやっと、という感じですが、
野党の皆さんとも協議のうえ、
何とか早期の成立を図りたいものです。

2)大阪都構想
いわゆる「大阪都構想」について、
色々な問い合わせが寄せられています。

橋下新市長のこれまでの話からは、
「大阪都構想」がどのようなものであるのか
具体が示されておらず、
正直なところコメントし難いのが現実です。

しかし、
二重行政を解消するなどの方向性は、
理解できるものです。

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国では、
この大阪都構想と
特に連動しているわけではありませんが、
第30次地方制度調査会において
「我が国の社会経済、
地域社会などの変容に対応した大都市制度のあり方」
について議論される予定になっています。

これは現下の日本情勢を考えると極めて重要な論点です。

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大阪都構想の基本は、
地元、大阪府内で十分な議論をすることです。

構想の内容を明らかにして、
地元の合意を得る作業が肝要です。

その上で、
どう制度変更を行うべきなのかを、
国と協議すべきです。

地元の方向が十分に定まらない中で、
府等の要請に応じて
国がこの問題をリードするのは、
必ずしも良い方法ではありません。

地元で愚直に議論を積み上げることが大切なのです。

私がこうした主張をすると、
そんな住民任せのことをしていたら、
構想の実現が叶わないとの反論もあります。

しかし、地域がどうあるべきかは、
上意下達的に押し付けられるものであってはなりません。

地元の皆さんの十分な議論と理解、
その上での納得があって、
初めて確固たる実現が可能になるのです。

今回の大阪都構想は、
市町村合併以上に、
自治のあり方を変えるものだと推測されます。

現実の自治の形について、
仮にそれが不合理なものであったとしても、
住民の皆さんには、
様々な思い、愛着があります。

この思い、愛着が、
自治活動の原動力の一つになっていることを
忘れてはなりません。

自治の形を変える際には、
十分な議論が必要であり、
他からの押し付けは、
住民の思い、愛着を阻害することになりかねません。

====

他方、日本の各地の現実は、
人口、産業構造、歴史、地理や気象条件も多様です。

したがって、全国一律の画一的な自治のあり方では、
その地域のニーズに十分に応えられるとは限りません。

自治のあり方についても、多様さが必要です。

したがって、
地元で十分な合意が図られるのなら、
自治のあり方の変化について、
国も十分な対応をすべきです。

この際、全国に一律に適用される関係法令の改正であるか、
特定の自治体に適用される特別法等の手法を用いるべきか、
議論が分かれるものと思います。

今回の大阪都構想が、
現在の大阪府のみに適用される制度であるならば、
憲法95条の規定による
住民投票が必要になるものと思います。

住民投票の前提は、やはり十分な情報提供と議論です。

色々なてんから考えて、
大阪都構想は、
上意下達的勢いや多数決で決めるべきものではなく、
十分な議論が必須なのです。

早朝から、会議が目白押しです。

今日は上弦の月です。

さあ、今日もしっかりと前進します。
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   2011・12・2 Seiji
Ohsaka

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